This best shot
次回アップ予定:Scene-640 霞川『中橋~八高線霞川橋梁』 (2021/03/14)
[Vol-07] 今回は前回最後に寄った豊泉寺から霞川に戻り、第六天橋から継続遡上して、三輪橋、中橋、上橋、大橋、欄干橋、矢口橋までの紹介です。では、第六天橋から210m上流に架かる『#33三輪橋』から紹介します。霞川左岸の入間市中神と右岸の同じく入間市中神とを結び、一般道が通ります。
名称:三輪橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:6.6km
橋の長さ:約25m
有効幅員:約4m
完成:不明
三輪橋を右岸側に渡り、南200m程に在る三輪神社へ行きます。此の付近は金子台と呼ばれる丘陵地帯で、水捌けが良い土地になり一面、茶畑の景観で圧倒されます。作柄は、静岡茶、宇治茶と並んで日本三大茶とされている狭山茶ですね。此の地域では「色は静岡、香りは宇治、味は狭山」と云われています。因みに此の場所は入間市です。昨年11月の撮影なので、お茶の花が咲いていました。後で知りましたが、天婦羅にして食せるようですよ、知っていたら摘んだのにね(笑)。
茶畑の中に、樹々に囲まれた三輪神社が在ります。境内の由緒案内によると、創建等は不詳ながら、古代幾百歳の翁と媼が住み、琵琶を弾いていた事から村人は国津神と敬い当地を中神、其の付近を比和野と呼んでいました。936年(承平6)に藤原秀郷が、此の地で狩をした時、琵琶の音を聞き、翁に問うたところ、「宇賀彦宇賀姫也五穀守護のため此処に遊べり」と答えたので当地に社を祀り、比和野大明神と称して社殿を建立、1659年(万治2)に再興され三輪山を御神体とする大神(おおみわ)神社を勧請し、社号を三輪大明神に改めたと云われています。祭神:大物主命、所在:入間市中神345。狛犬は1935年(S10)の建立です。
霞川に戻り遡上再開、三輪橋の上流30m程に#39落差工が在ります。
三輪橋から120m上流に架かるのが『#34中橋』で、此の橋も左岸の入間市中神と右岸の同じく入間市中神とを結び、一般道が通ります。
名称:中橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:6.7km
橋の長さ:約20m
有効幅員:約4m
完成:不明
中橋から200m程上流、次の橋の下流付近にオイカワ産卵床設置のパネルが立っていました。オイカワ(追河)はコイ科に分類される淡水魚です。流速をコントロールする大石を配置したり、オイカワの産卵に適したサイズの砂利を敷き詰めたりして、産卵床を造っています。
中橋から230m上流に架かるのが『#35上橋』です。左岸の入間市中神・花ノ木と右岸の入間市中神とを結び、一般道が通ります。
名称:上橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:6.9km
橋の長さ:約20m
有効幅員:約4m
完成:不明
上橋から140m上流に架かるのが『#36大橋』で、左岸の入間市花ノ木と右岸の同じく入間市花ノ木とを結び、一般道が通ります。下流20m程に#40落差工、上流方向に#41落差工(河口から7.2km)が在ります。
名称:大橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:7.1km
橋の長さ:約22m
有効幅員:約4m
完成:不明
大橋の下にサギが沢山居ますね、上流にも魚礁が在るので小魚が堰で溜まっている霞川食堂です。コサギ、ダイサギにアオサギが常連客ですが、体高が一番大きいアオサギが周りのサギを追い払って、特等席に陣取っていますね。
大橋を左岸側に渡り、北280m程に在る山祇(やまづみ)神社へ行きます。創建は不詳ながら、1799年(寛政11)の棟札が現存しており、古社になります。花木村では山仕事に従事する人が多かった為か、山の神を祀ったと云われています。祭神:大山祇命、所在:入間市花ノ木16。
山祇神社から南西440m程、霞川の次の橋へ戻ります。大橋から350m上流に架かるのが『#37欄干橋』です。左岸の入間市下谷ケ貫と右岸の同じく入間市下谷ケ貫とを結び、一般道が通ります。
名称:欄干橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:7.4km
橋の長さ:約21m
有効幅員:約4m
完成:1988年(S63)
欄干橋を右岸側に渡ると下流側に下谷ケ貫の神明神社が在ります。創建は不詳ながら、谷ケ貫村が上下に分村した1665年(寛文5)以降に創建したと云われている古社です。祭神:天照大神、所在:入間市下谷ケ貫9。
欄干橋から上流に#42落差工(河口から7.5km)が在ります。道端に茶色のバッタが日向ぼっこです、脚に斑点が無いので、ツチイナゴ(土蝗、土稲子):バッタ目イナゴ科のバッタの1種で越冬しますが、そんなに寒さに強くはなく、暖かいと日向に出て来ます。
欄干橋から160m上流に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#38矢口橋』で、左岸の入間市下谷ケ貫・上谷ケ貫と右岸の入間市上谷ケ貫とを結び、一般道が通ります。
名称:矢口橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:7.6km
橋の長さ:約19m
有効幅員:約5m
完成:1972年(S47)
>>>後書き<<<
次回は矢口橋から継続遡上して、中橋、御誉田橋、西三ツ木橋、中央橋、八瀬橋、八高歩道橋、八高線霞川橋梁までの紹介になります。
お気付きの点、照会などがありましたら下の[拍手]ボタンからコメントを送って下さい、非公開なので気軽にどうぞ。尚、問い合わせ等につきましては、返信用のメアドの書き込みも願います。
[拍手]ボタン
Author:mark60
関東地区の河川に架かる橋を
紹介しています
.
. ご訪問ありがとうございます