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次回アップ予定:Scene-500 中川『中川橋~松富橋』 (2019/05/13 12:00)
[Vol-24] 今回は東武野田線庄内古川橋梁から継続遡上して、中川歩道橋、新川橋までの紹介です。では、左岸側の東武野田線隧道を潜り、約100m先に架かる『#55中川歩道橋』から紹介します。中川左岸の春日部市下柳と右岸の春日部市藤塚とを結ぶ、人道専用橋ですね。
名称:中川人道橋
構造種別:2径間鈑桁
河口からの距離:43.8km
橋の長さ:約43m
有効幅員:約3m
完成:1988年(S63)
中川歩道橋の右岸上流90m程に倉松川(流路延長13.8km)が流入し、河口に倉松川水門が在ります。以前の倉松川は此処から3km程上流から流れを変えて大落古利根川へ合流していましたが、1940年(S15)に排水先が中川へと付替えられています。水門は中川が増水した際に逆流防止の為に閉じられます。形式:鋼製ローラーゲート、径間:9.5m×2連、門扉高さ:3.6m、竣工:2002年(H14)。
水門脇に車地蔵が在ります。覆屋内の由来案内によると、1743年(寛保3)に建立され、地蔵の車を上に回すと後生の、下に回すと現生の願いが叶うそうです。
中川歩道橋に戻り左岸側へ移動します。川沿いに70m程遡上すると右手に藤崎稲荷神社が在ります。創建など不詳です。祭神:倉稲魂命(推定)、所在:春日部市下柳。鳥居は1985年(S60)の建立です。
藤崎稲荷神社手前の道を東へ200m程進むと、雷電神社が在ります。1629年(寛永6)の創建で、社殿は1706年(宝永3)に改築されたと云われる古社です。1902年(M35)強風により倒壊、翌年に再建されています。祭神:別雷大神、所在:春日部市下柳1233付近。鳥居は1984年(S59)の建立です。
雷電神社の裏手に六地蔵が並んでおり、傍に小雷電神社が在ります。同じ系列の社ですかね、詳細は不明です。所在:春日部市下柳1241。鳥居は2011年(H23)の建立です。
中川沿いに戻り遡上再開、400m程先の道端に地蔵尊の覆屋が在りました、詳細は不詳。傍に灌漑用水の排水落し水門樋管と落し水門が在ります。
更に70m先の脇道を右に入り、200m程北東に在る川端組の雷電神社へ行きます。途中の道端に石仏が並んでますね、成田山不動明王、観世音菩薩、如意輪観音、そして六地蔵尊です。石仏の20m先、左手が雷電神社で、此方は大字下柳川端組雷電神社の表記があります。1775年(安永4)に建立され、氏神様として崇敬されており、社殿は1991年(H3)に改築されています。祭神:別雷大神(推定)、所在:春日部市下柳801-2付近。西側に在る稲荷神社は、農道建設により此方に遷座したそうです。
雷電神社から北西に170m、中川に戻り80m程遡上すると、今回終着地点の橋となる『#56新川橋』です。橋名は『#39新川橋』と重複しています。左岸の春日部市下柳と右岸の春日部市新川とを結び、県道321号線(西金野井春日部線)が通ります。
名称:新川橋
構造種別:7径間RC桁
河口からの距離:44.6km
橋の長さ:約39m
有効幅員:約5m
完成:不明
新川橋の西詰めにバス停(新川橋)が在り、此方から春日部駅経由で帰宅します。バスの時間まで余裕が在るので、対面に在る寺社に寄って時間調整します。
先ずは、真言宗智山派寺院の無量院。創建は不詳、本殿手前に不動堂と大師堂が在ります。山号:香林山、本尊:阿弥陀如来像、所在:春日部市新川120。本堂は1969年(S44)の再建です。
西隣に新川香取神社が在ります。創建は不詳、村の鎮守として祀られ、1872年(M5)村社列格、1910年(M43)天神社を合祀しています。祭神:経津主神(推定)、所在:春日部市新川124。
>>>後書き<<<
藤の牛島駅~永沼橋~新川橋までの遡上歩数 約20700歩でした。次回は新川橋から遡上して、中川橋、庄内橋、上柳水管橋、松富橋水管橋、松富橋側道橋、松富橋までの紹介です。
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Author:mark60
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