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次回アップ予定:Scene-499 中川『中川歩道橋~新川橋』 (2019/05/09 12:00)
[Vol-23] 今回は倉田橋から継続遡上して、庄内古川橋、永沼橋、はなみずき橋、東武野田線庄内古川橋梁までの紹介です。倉田橋から左岸側を900m程進むと、右手から水角排水機場を経由して水角落し(灌漑用水排水路)が流入しています。対岸には赤沼ポンプ場と排水樋管、右岸上流に見える大きな建物は春日部クリーンセンター(竣工:1992年/H4)です。
上流方向、倉田橋から上流1.27kmに架かるのが『#51庄内古川橋』です。中川左岸の春日部市水角と右岸の春日部市豊野町2丁目・3丁目とを結び、国道4号線(越谷春日部バイパス)が通ります。庄内古川は、中川の中流部の名称で、かつて此の付近に水角の渡しが在りました。此の橋が中川の略中間位置で、完走予定は7月中旬になります。
名称:庄内古川橋
構造種別:3径間連続鈑桁
河口からの距離:41.3km
橋の長さ:108m
有効幅員:約16m
完成:1988年(S63)
庄内古川橋の左岸下流脇に水角稲荷神社が在ります。創建は不詳、水角の村社でした。古くから祀られていた八坂神社に、1906年(M39)に八幡神社が合祀された時に三霊神社と改め、更に1917年(T6)に水角稲荷神社と改められました。祭神:素盞鳴命、応神天皇、倉稲魂神、所在:春日部市水角。
此処までは前回終盤に寄った範囲です。日が替わりまして、庄内古川橋から上流の探索を始めます。最寄り駅は東武野田線の藤の牛島駅。大宮駅付近までは晴天でしたが、此方方面では前日に雨が降った影響なのか濃霧発生中で電車も遅れています。此処まで来て帰るのは嫌ですね、霧に浮かぶ橋なんて云うのも偶には良いかな。どんな風に撮れるか野田線橋梁を試し撮りしましたが、ん~浮かぶどころか、沈んでしまいNGですね(笑)。上空を見上げると霧越しに陽差しが出てきたので、暫くたてば霧は晴れそうです。暫くがどのくらいの時間か判りませんが、取り敢えずリスタート地点となる下流の永沼橋へと移動します。
駅前から約1km、『#52永沼橋』に到着です。下流方向は未だ霧が残っていますが、上流方向は晴れてきましたので、遡上結構、もとい決行です(笑)。庄内古川橋から上流1.6km、左岸の春日部市永沼と右岸の春日部市藤塚とを結び、一般道が通ります。
名称:永沼橋
構造種別:2径間鈑桁
河口からの距離:42.9km
橋の長さ:約56m
有効幅員:約8m
竣工:1978年(S53)
永沼橋の上流180mに架かるのが『#53はなみずき橋』で、此の橋も左岸の春日部市永沼と右岸の春日部市藤塚とを結び、一般道が通ります。
名称:はなみずき橋
構造種別:2径間連続鈑桁
河口からの距離:43.1km
橋の長さ:71.6m
有効幅員:14m
完成:2013年(H25)
はなみずき橋を左岸側に降りて、東へ240m進むと地図に専念寺が載っていますが、創建、宗派など一切不明でした。所在:春日部市永沼。
専念寺から中川に戻り左岸遊歩道を560m程遡上すると、『#54東武野田線庄内古川橋梁』です。東武鉄道に合併される前の総武鉄道(旧北総鉄道)時代に架けられた橋梁で、左岸側の南桜井駅と右岸側の藤の牛島駅との間に位置しています。区切りが良い箇所なので、此の橋を今回終着地点の橋とします。
名称:東武野田線庄内古川橋梁
構造種別:1連トラス両端鈑桁
河口からの距離:43.7km
橋の長さ:43.4m
軌道:単線
完成:1930年(S5)
>>>後書き<<<
次回は、東武野田線庄内古川橋梁から継続遡上して、中川歩道橋、新川橋までの紹介です。
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Author:mark60
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