This best shot
次回アップ予定:Scene-513 中川の纏め『中川に架かる橋 124』 (2019/07/28 12:00)
[Vol-37] 今回は中荻大橋から継続遡上して、無名橋、天神橋、無名橋、弁天橋、中谷橋、北谷橋、無名橋、藤北橋水管橋、藤北橋、藤北橋仮設橋、無名橋、向谷橋、城沼公園橋、中川起点碑までの紹介で、中川の最終回になります。では、中荻大橋の上流410mに架かる『#112無名橋』からの紹介です。中川左岸の羽生市北荻島と右岸の羽生市中手子林とを結び、一般道が通ります。前回に引き続き昭和初期のレトロなコンクリート橋ですね。右岸下流側に繰舟落排水路(約7km)が流入しています。
名称:無名橋
構造種別:2径間RC桁
河口からの距離:77.3km
橋の長さ:11.2m
有効幅員:2.4m
完成:不明(昭和初期)
無名橋から右岸側の繰舟落を越えて、西800m程に在る、真言宗霊雲寺派寺院の文殊院へ行きます。文京区湯島に在る霊雲寺の末寺です。1654年(承応3)心鏡阿闍梨による創建で、其の後 霊麟和尚により中興され、田安徳川家の祈願寺と伝わっています。山門の紋は丸に三葵ですね。山号:五臺山、本尊:文殊菩薩像、所在:羽生市中手子林589-1。
文殊院の北300m程に天満宮が在ります。創建等は不詳、祭神:菅原道真、所在:羽生市中手子林634-1。鳥居は1924年(T13)の建立です。
天満宮前から北側に見えるのが『#113天神橋』です。下流の無名橋から810mの位置に架かり、左岸の羽生市中手子林・北荻島と右岸の羽生市中手子林とを結び、市道121号線が通ります。
名称:天神橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:78.1km
橋の長さ:40.2m
有効幅員:8m
完成:2015年(H27)
天神橋の250m上流に架かるのが『#114無名橋』で、左岸の羽生市喜右エ門新田と右岸の羽生市北荻島・大沼とを結ぶ、人道専用橋です。新しく見えますが塗装のせいで、今までのレトロな橋と同じ造りですね。左岸下流から流入しているのは安藤堀排水路(約800m)です。
名称:無名橋
構造種別:2径間RC桁
河口からの距離:78.4km
橋の長さ:約13m
有効幅員:約1m
完成:不明(昭和初期)
無名橋から360m上流の弁天橋へ行きたいのですが、右岸沿いは草茫々で正面は大沼遊水池がハザードになっているので500m程迂回します。『#115弁天橋』は左岸の羽生市大沼2丁目と右岸の同じく羽生市大沼2丁目とを結び、市道109号線が通ります。
名称:弁天橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:78.8km
橋の長さ:18m
有効幅員:16.7m
完成:1982年(S57)
弁天橋の上流は両岸、工場敷地なので北側を通る県道で迂回します。弁天橋の上流280mに架かるのが『#116中谷(なかや)橋』で、左岸の羽生市大沼1丁目・2丁目と右岸の同じく羽生市大沼1丁目・2丁目とを結び、埼玉県道84号線(羽生栗橋線)が通ります。
名称:中谷橋
構造種別:2径間PC桁
河口からの距離:79km
橋の長さ:約47m
有効幅員:約23m
完成:不明
中谷橋の上流380mに架かるのが『#117北谷橋』です。左岸の羽生市藤井下組と右岸の羽生市北袋とを結び、一般道が通ります。
名称:北谷橋
構造種別:1径間PCラーメン桁
河口からの距離:79.4km
橋の長さ:36.4m
有効幅員:6m
完成:2014年(H26)
北谷橋の上流隣に古い橋が架かっています、『#118無名橋』です。現在は通行禁止になっており、撤去される模様です。
名称:無名橋
構造種別:1径間RC桁
河口からの距離:79.4km
橋の長さ:約13m
有効幅員:約2m
完成:不明
無名橋から380m上流に水管橋が見えます、上流の藤北橋に併設されていた水管の迂回用みたいなので『#119藤北橋水管橋』としておきます。完成しているのか、未だ工事中なのか、送水系統も不明です。
名称:北袋水管橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:79.8km
橋の長さ:約12m
水管径:φ400
完成:不明
水管橋の40m上流に『#120藤北橋』が架かっていますが、中川の河道拡幅工事が行なわれており、藤北橋も延長若しくは架け替えされる模様です。左岸の羽生市藤井下組・東8丁目と右岸の羽生市北袋とを結び、市道215号線が通っていました。上流の仮設橋も含めたGoogle Mapも参考に載せます。
名称:藤北橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:79.8km
橋の長さ:12.6m
有効幅員:8.5m
完成:不明
藤北橋の上流70m程に『#121藤北橋仮設橋』が架かっています。下流側工事中の代替橋ですね。
名称:藤北橋仮設橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:79.9km
橋の長さ:約13m
有効幅員:約6m
完成:不明
藤北橋仮設橋の100m上流に架かるのが『#122無名橋』です。左岸の羽生市東8丁目と右岸の羽生市北袋とを結び、一般道が通ります。
名称:無名橋
構造種別:1径間RC桁
河口からの距離:80km
橋の長さ:約15m
有効幅員:約3m
完成:不明
無名橋から380m上流に架かるのが『#123向谷橋』で、左岸の羽生市東7丁目と右岸の羽生市上羽生とを結び、市道112号線が通ります。此の橋も拡幅工事中でした。
名称:向谷橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:80.4km
橋の長さ:12.6m
有効幅員:16m
完成:1988年(S63)
向谷橋から180m上流に架かるのが中川最上流の橋、無名橋です。記念すべき中川遡上最後の橋なのに無名とは残念ですね、傍の公園名から勝手に『#124城沼公園橋』と命名しておきましょう(笑)。
名称:城沼公園橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:80.6km
橋の長さ:約12m
有効幅員:約4m
完成:不明
城沼公園橋から220m、中川終端になる『中川起点碑』に到着、河口から約80km!長かったですね(パチパチパチパチ)。突き当りに葛西用水路が横断しており、用水路の下を宮田落の伏越を介して上流へと続いています。
葛西用水路を越えて、宮田落排水路を見てみます。終端にはゴミがかなり浮いていて水質も汚いね。終端から西方向へ500m程、県道129号線(加須羽生線)の手前で暗渠から出てきています。其の先は、行方不明です(笑)。では、北へ700m程の羽生市民プラザへ戻り、チャリを返却し、羽生駅から帰宅します。羽生市観光協会の方々、ありがとうございました。
>>>後書き<<<
次回は中川の纏めになります。
お気付きの点、照会などがありましたら下の[拍手]ボタンからコメントを送って下さい、非公開なので気軽にどうぞ。尚、問い合わせ等につきましては、返信用のメアドの書き込みも願います。
[拍手]ボタン
This best shot
次回アップ予定:Scene-512 中川最終回『無名橋~中川起点碑』 (2019/07/24 12:00)
[Vol-36] 今回は天神橋から遡上して、十軒橋、雁波橋、西道橋、学校橋、日本橋、東北自動車道側道橋(下流側)、東北自動車道中川橋、東北道側道橋(上流側)、道下橋、中荻大橋までの紹介です。中川遡上は残り2工程で終わる予定ですが、中川起点碑までの間に近くを通るバスなどが無く、20km・6時間程を歩く事になります。唯、夏に近づき陽射しも強くなって来たのでチョット辛いです。携行チャリも少し重くて、乗換駅間の移動が長いので...
無い知恵を絞っていると、レンタサイクルのワードが浮かんできました。付近のレンタサイクルを検索すると、中川終端に近い、羽生市民プラザで観光用に貸し出していました。しかも料金は無料で、保証金も不要!此れは借りるっきゃないよね(笑)。と云う事で、今回の最寄り駅は東武伊勢崎線の羽生駅。駅前から700m程の市民プラザへ行き、利用手続きを済ませます。チャリは電動アシストも変速ギヤも無しのシンプルなママチャリでした(笑)。羽生栗橋線で東北道下を潜り、三田ケ谷礼羽線へ右折して中川左岸側に取り付き、1.4km程下って今回のスタート地点になる十軒橋まで8km程の移動を完了です。
では、天神橋の上流750mにかかる『#102十軒橋』から紹介します。中川左岸の加須市町屋新田と右岸の同じく加須市町屋新田とを結び、一般道(やぐるま街道)が通ります。加須市のシンボルである鯉幟の竿の部分に喩えられた街道です。因みに街道と交差する用水路や堀が鯉だそうです(笑)。
名称:十軒橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:74.4km
橋の長さ:約19m
有効幅員:約12m
完成:不明
十軒橋の左岸上流脇に、やぐるま街道のポケットパークが在り、木陰も在るので休憩します。傍には、俳句団体「浮野」主宰 落合水尾氏(加須市の生まれ、育ち)が詠まれた「日本の 空の長さや 鯉のぼり」の句碑と、「日と水と」と云う詩碑が建っています。休憩を終えて、川沿いの側道で遡上を開始します。
十軒橋から430m上流に架かるのが『#103雁波(がんなみ)橋』で、此の橋も左岸の加須市町屋新田と右岸の同じく加須市町屋新田とを結び、一般道が通ります。
名称:雁波橋
構造種別:3径間RC桁
河口からの距離:74.8km
橋の長さ:16.2m
有効幅員:2m
完成:不明(昭和初期)
雁波橋の上流220mに架かるのが『#104西道(さいどう)橋』です。此の橋も左岸の加須市町屋新田と右岸の同じく加須市町屋新田とを結び、一般道が通ります。
名称:西道橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:75km
橋の長さ:約20m
有効幅員:約5m
完成:不明
西道橋の上流640mに架かるのが『#105学校橋』で、左岸の加須市戸川と右岸の同じく加須市戸川とを結ぶ、人道専用橋です。左岸下流方向に在る樋遣川小学校などへの通学用に架けられた橋みたいです。昭和初期の架橋で低い欄干でしたが、2018年(H28)に欄干が補修されています。
名称:学校橋
構造種別:3径間RC桁
河口からの距離:75.7km
橋の長さ:約17m
有効幅員:1.6m
完成:不明(昭和初期)
学校橋の左岸上流脇に曹洞宗寺院の華蔵院が在ります。創建は不詳、山号:金廣山、所在:加須市戸川1826。
学校橋の上流150mに『#106日本橋』が見えます。埼玉のローカルの地で大胆なネーミングですね(笑)。此の橋も左岸の加須市戸川と右岸の同じく加須市戸川とを結び、県道366号線(三田ケ谷礼羽線)が通ります。先代の橋は1935年(S10)頃に架けられた3径間RC桁でした。
名称:日本橋
構造種別:1径間PC門型ラーメン桁
河口からの距離:75.8km
橋の長さ:約19m
有効幅員:約11m
完成:2013年(H25)
日本橋の上流420mに東北自動車と両脇の側道橋の3橋梁がドーンと構えています。『#107東北道側道橋(下流側)』、此の橋も左岸の加須市戸川と右岸の同じく加須市戸川とを結び、一般道が通ります。
名称:東北道側道橋(下流側)
構造種別:1径間鈑桁+両端3径間PC桁
河口からの距離:76.3km
橋の長さ:約67m
有効幅員:約6m
完成:1971年(S46)
東北道側道橋上流隣に架かるのが『#108東北自動車道中川橋』です。左岸側の羽生ICから約1km、右岸側の加須ICから約5kmの位置に架かります。撮影ポジションが無いね!
名称:東北自動車道中川橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:76.3km
橋の長さ:約67m
有効幅員:約30m
完成:1971年(S46)
中川沿いに東北自動車道を潜れる側道は無く、右岸側を400m迂回して加須23隧道を潜ります。側道に出て北進70mで左手に、戸川神社の入口が見えます。創建は不詳、かつて寺ケ谷戸村の鎮守で愛宕社の名称でしたが、1909年(M42)に隣接する広川村の弁天社を合祀し、戸川神社に改称したと云われています。
当初は真言宗愛宕山地蔵院が別当であり、拝殿の社額には愛宕山が残っています。祭神:軻遇突智命、市杵嶋姫命、湍津姫命、田霧姫命、所在:加須市戸川808。狛犬は1925年(T14)建立の流れ尾形です。神厩舎に白馬が居ましたよ、ユキチャン 現役引退してから此処で働いていたのか(笑)。
戸川神社の南隣に単立寺院の地蔵院が在ります。創建等は不詳、先程の戸川神社の別当でしたね。所在:加須市戸川73。
戸川神社の北に、へら鮒管理釣り場の加須吉沼が在ります。平日なのに釣り人が多いですね、近くの中川は排水河川なので釣れないんですね。其の先に架かるのが『#109東北道側道橋(上流側)』です。
名称:東北道側道橋(上流側)
構造種別:1径間鈑桁+両端3径間PC桁
河口からの距離:76.3km
橋の長さ:約67m
有効幅員:約6m
完成:1971年(S46)
東北道側道橋(上流側)から250m上流に架かるのが『#110道下橋』で、かなり年季が経った橋ですね。左岸の加須市戸川・羽生市北荻島と右岸の加須市戸川・羽生市中手子林とを結ぶ、人道専用橋で、此処から中川起点碑までは羽生市のエリアです。
名称:道下橋
構造種別:3径間RC桁
河口からの距離:76.6km
橋の長さ:16.6m
有効幅員:1.6m
完成:不明
道下橋から340m上流に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#111中荻大橋』です。左岸の羽生市北荻島と右岸の羽生市中手子林とを結び、一般道が通ります。
名称:中荻大橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:76.9km
橋の長さ:20.3m
有効幅員:7m
完成:1987年(S62)
>>>後書き<<<
次回は中荻大橋から継続遡上して、無名橋、天神橋、無名橋、弁天橋、中谷橋、北谷橋、無名橋、藤北橋水管橋、藤北橋、藤北橋仮設橋、無名橋、向谷橋、城沼公園橋、中川起点碑までの紹介で、中川の最終回になります。
お気付きの点、照会などがありましたら下の[拍手]ボタンからコメントを送って下さい、非公開なので気軽にどうぞ。尚、問い合わせ等につきましては、返信用のメアドの書き込みも願います。
[拍手]ボタン
This best shot
次回アップ予定:Scene-511 中川『十軒橋~中荻大橋』 (2019/07/20 12:00)
[Vol-35] 今回は水門橋側道橋(上流側)から継続遡上して、八ツ島橋、道橋、鹿沼橋、板橋、内野橋、鷹野橋、天神橋までの紹介です。水門橋の上流両岸には地図では、遊歩道らしき道が見えるのですが、草茫々ですね。左岸側に車道の迂回路が在りますが、200m程ショートカット出来るので、茫々道に入ります(笑)。水門橋から右岸560m上流に1630年(寛永7)完成の灌漑用水路の午ノ堀(流路延長7.5Km)が流入しています。
水門橋から640m上流に架かるのが『#95八ツ島橋』です。中川左岸の加須市北大桑と右岸の同じく加須市北大桑とを結ぶ、人道専用橋です。欄干はボロボロでかなり古い橋なので、石橋を叩いて渡りましたが少し怖いです。親柱に刻まれた印、何だろうね。橋名の八ツ島は此の付近の子字名で、中川に流入する用水路や排水路により土地が島の様に分離されている事からの命名ですかね。
名称:八ツ島橋
構造種別:4径間鈑桁
河口からの距離:70.4km
橋の長さ:29m
有効幅員:1.5m
完成:1932年(S7)
八ツ島橋東詰めから北東380m程に杓子木八幡神社が在ります。創建は不詳、境内に大和大神、琴平大神、大毘沙門天の碑が在ります。祭神:八幡神、所在:加須市杓子木148。
八幡神社から中川沿いに戻り、130m遡上すると『#96道橋』です。左岸の加須市北大桑・北篠崎と右岸の同じく加須市北大桑・北篠崎とを結び、一般道が通ります。右岸上流にお地蔵さんと供養塔が並んでいますが、詳細は不明です。
名称:道橋
構造種別:2径間PC桁
河口からの距離:70.7km
橋の長さ:約46m
有効幅員:約8m
完成:1976年(S51)
道橋の上流150mに1617年(元和3)に完成した灌漑用水路、手子堀(流路延長約5.1km)が右岸側から流入しています。更に120m程遡上すると『#97鹿沼橋』です。道橋の270m上流に架かり、左岸の加須市松永新田と右岸の加須市北篠崎・松永新田とを結び、一般道が通ります。
名称:鹿沼橋
構造種別:2径間PC桁
河口からの距離:70.9km
橋の長さ:約29m
有効幅員:約4m
竣工:1992年(H4)
鹿沼橋から北東50mに松永新田の八坂神社が在ります。創建は不詳、拝殿の左手に富士塚、其の裾には十九夜観世音塔などが在ります。拝殿の裏手30m程に地蔵尊が在りますが、詳細は不明です。祭神:素盞鳴尊(推定)、所在:加須市松永新田。鳥居は1913年(T2)の建立で、2011年(H23)に改修しています。
八坂神社脇の畑にキウイフルーツが在り、白い花が咲いていました。花には雌花と雄花とが在り、写真は雌花です。下には芍薬も咲いていました。(5月中旬の撮影)
八坂神社から鹿沼橋に戻ります。上流両岸には遊歩道が無いので右岸側に渡り、600m程迂回すると『#98板橋』です。左岸の加須市下樋遣川と右岸の加須市松永新田とを結び、一般道が通ります。右岸側上流50m程に地蔵尊が在りますが、詳細は不明です。
名称:板橋
構造種別:3径間PC桁
河口からの距離:71.5km
橋の長さ:約17m
有効幅員:約2m
完成:不明、上部工改修2016年(H28)
板橋から540m上流に架かるのが『#99内野橋』で、此の橋も左岸の加須市下樋遣川と右岸の加須市松永新田とを結び、一般道が通ります。此の付近は中川に改修される前は天神堀の名称であり、左岸側親柱に天神堀の名前が残っていますよ。
名称:内野橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:72.1km
橋の長さ:約21m
有効幅員:約5m
完成:不明、上部工改修2016年(H28)
内野橋から770m上流に架かるのが『#100鷹野橋』で、左岸の加須市下樋遣川と右岸の加須市松永新田・下樋遣川とを結び、農耕車両以外は通行禁止の橋です。橋脚は1936年(S11)完成の古い奴で、上部工は新しくなっていますが、改修年は不明です。土手沿いに咲く白い花はノイバラ(野茨):バラ科で、日本のノバラの代表種です、河川敷などで刈り込まれても元気に復活する雑草的な奴です(笑)。
名称:鷹野橋
構造種別:3径間RCラーメン桁
河口からの距離:72.8km
橋の長さ:約17m
有効幅員:約3m
完成:不明
鷹野橋の上流に幾つも灌漑用水路の落しが見えます。水田の稲は10cm程で、此れからですね。先程のノイバラ、上流では凄い勢いで増殖していて、水辺まで垂れ下がっていますよ。電線に止まって、ヒーヨ!ヒーヨ!とうるさい鳥はヒヨドリ、此の鳴き声が名前の由来と云われています(諸説あり)。
鷹野橋から810m上流に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#101天神橋』です。左岸の加須市下樋遣川と右岸の加須市下樋遣川・町屋新田とを結び、県道46号線(加須北川辺線)が通ります。
名称:天神橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:73.6km
橋の長さ:約22m
有効幅員:約12m
完成:2008年(H20)
天神橋から県道を北へ470m進んだ所に下樋遣川の八坂神社とバス停が在るので行きます。加須市は埼玉県内有数の米処で、此処から360度見渡す範囲が水田です。400m程進むと利根川からの新槐堀(しんさいかちぼり)川、傍に樋遣川揚水機場が在り、周辺の水田配水路へバサバサと給水しています。
40m程先右手に下八坂神社の鳥居が見えます。創建等は不詳、祭神:素盞鳴尊(推定)、所在:加須市下樋遣川。
上空を横田基地から飛来して来たC-130ハーキュリーズの4機編隊が通過です、此の先の群馬・茨城までが横田エリアになっています。八坂神社前の県道を北へ50m程進むと、帰宅設定ポイントのシャトルバス停・樋遣川十字路が在り、此方から帰宅する予定でした。
伊勢崎線・加須駅と日光線・新古川駅とを結ぶ「シャトルバス・かぞ絆号」は4便/日と少なく、帰宅時の時間調整が超難しいです。なので、実際は加須駅前8:50発(次便は12:27)此れは計算できるので、此のシャトルバスに乗って下樋遣川十字路で下車。天神橋から新井大橋までを逆ルートで25800歩のリバース遡上でした。
>>>後書き<<<
次回は天神橋から遡上して、十軒橋、雁波橋、西道橋、学校橋、日本橋、東北自動車道中川橋、道下橋、中荻大橋までの紹介で、残り2回になります。
お気付きの点、照会などがありましたら下の[拍手]ボタンからコメントを送って下さい、非公開なので気軽にどうぞ。尚、問い合わせ等につきましては、返信用のメアドの書き込みも願います。
[拍手]ボタン
This best shot
次回アップ予定:Spot-76 調布『神代植物公園-アジサイ』 (2019/07/08 12:00)
[Vol-34] 今回は古門樋橋から継続遡上して、荒井大橋、豊野橋、水門橋側道橋(下流側)、水門橋、水門橋側道橋(上流側)までの紹介です。では、古門樋橋から320m上流に架かる『#90荒井大橋』から紹介します。中川左岸の加須(かぞ)市北大桑・新井新田と右岸の同じく加須市北大桑・新井新田とを結び、一般道が通ります。荒井大橋左岸側から北100mに在る、帰宅設定ポイントの新井新田バス停からJR東鷲宮駅経由で帰ります。
名称:荒井大橋
構造種別:2径間PC桁
河口からの距離:68.1km
橋の長さ:約52m
有効幅員:約13m
完成:1990年(H2)
日が替わりまして、JR通しで東鷲宮駅下車、西口発の朝日バスに乗り、新井新田バス停からリスタートします。
荒井大橋を右岸側に渡り、西400m程に在る、北大桑八幡神社へ行きます。創建等は不詳、祭神:応神天皇(推定)、所在:加須市北大桑245。社殿は1987年(S62)の建立です。
八幡神社から北西200m程に真言宗智山派寺院の大願寺が在ります。創建は不詳、境内に建物が3棟在りますが、どれが本堂やら○○堂やら、サッパリ判りませんね(笑)。所在:加須市北大桑361。
大願寺から北へ280mの位置に『#91豊野橋』が架かっています。荒井大橋の上流690mに架かり、左岸の加須市北大桑・間口と右岸の同じく加須市北大桑・間口とを結び、一般道が通ります。
名称:豊野橋
構造種別:2径間PC桁
河口からの距離:68.7km
橋の長さ:約51m
有効幅員:約12m
完成:1989年(H1)
豊野橋から200m上流に新しい橋が架橋工事中です。右岸側を通る国道125号線のバイパス用の橋みたいですね。橋名は不明、3径間鈑桁橋で2019年(令和1)の9月末完成予定です。
豊野橋の上流沿いには道が無いので、左岸側を大きく迂回します。序に豊野橋北詰めから550m直進した位置に在る、間口八幡神社へ寄ります。途中に如意輪観音堂が在りましたが、詳細は不明です。
間口八幡浅間神社の創建は不詳ながら、1703年(元禄16)に奉納された力石には「奉納八幡 浅間宮」と刻まれている事から、江戸中期には合殿であった模様です。祭神:木花咲耶姫命、所在:加須市間口479。狛犬は1929年(S4)の建立です。
八幡浅間神社から東150mに真言宗豊山派寺院の東耀寺が在ります。創建は不詳、山号:八幡山、所在:加須市間口1273。山門は2002年(H14)の再建です。
東耀寺から北西400m程に在る真言宗智山派寺院の金乗院へ行きます。元応年間(1319~1320年)の創建で、焼失時に僧栄賢により現在地に遷座、中興開山されたと云われています。先程の八幡神社が創建された際の別当となり、当初本尊の不動明王像から、八幡大菩薩の本地仏である阿弥陀如来像を本尊として勧請したそうです。山号:星子山、本尊:阿弥陀如来像、所在:加須市阿佐間1055。関東八十八ケ所霊場巡りの第82番札所です。
金乗院から西400mに星子沼公園が在ります。工場団地内にある調整池で、草茫々で何も無いですね(笑)。端に豊野コミュニティセンターが在り、今朝乗った朝日バスの終点です。工業団地沿いの、さるすべり道りで500m程迂回して、次の橋へ行きます。
豊野橋から上流約1kmに架かるのが、今回終着地点の橋となる『#92水門橋側道橋(下流側)』で、左岸の加須市豊野台1丁目・生出と右岸の加須市阿佐間・生出とを結ぶ、人道専用橋です。詳細は不明ですが、此の近くに生出水門が在ったそうで、橋名の由来になります。
名称:水門橋側道橋(下流側)
構造種別:2径間鈑桁
河口からの距離:69.8km
橋の長さ:約46m
有効幅員:約2m
完成:不明
側道橋の上流隣に架かるのが『#93水門橋』で、左岸の加須市豊野台1丁目・生出と右岸の加須市阿佐間・生出とを結び、埼玉県道346号線(砂原北大桑線)が通ります。
名称:水門橋
構造種別:2径間鈑桁
河口からの距離:69.8km
橋の長さ:約46m
有効幅員:約6m
完成:1973年(S48)
水門橋の上流隣に架かるのが『#94水門橋側道橋(上流側)』で、人道専用橋です。
名称:水門橋側道橋(上流側)
構造種別:2径間鈑桁
河口からの距離:69.8km
橋の長さ:約46m
有効幅員:約2m
竣工:1994年(H6)
>>>後書き<<<
次回は神代植物公園に咲くアジサイなどのSpot紹介です。
お気付きの点、照会などがありましたら下の[拍手]ボタンからコメントを送って下さい、非公開なので気軽にどうぞ。尚、問い合わせ等につきましては、返信用のメアドの書き込みも願います。
[拍手]ボタン
This best shot
次回アップ予定:Scene-509 中川『荒井大橋~水門橋側道橋(上流側)』 (2019/07/04 12:00)
[Vol-33] 今回は島川橋から継続遡上して、島川管路橋、東北本線古利根川橋梁、門樋橋、古門樋橋側道橋、古門樋橋までの紹介です。では、島川橋から170m上流に架かる水管橋の『#85島川管路橋』から紹介します。中川左岸の久喜市島川と右岸の久喜市八甫2丁目との間に位置しており、右岸側の行田浄水場からの利根川県水を久喜市鷲宮浄水場経由で左岸側の久喜市佐間浄水場へと送水するみたいです。傍に送電線の新古河線#105鉄塔が聳えています、鶴ケ島市新所沢変電所から茨城県境町の新古河変電所間を結ぶ500kv送電線です。
名称:島川管路橋
構造種別:3径間三弦トラス
河口からの距離:65.2km
橋の長さ:約94m
水管径:約φ500
完成:不明
島川管路橋から左岸側の道を280m程進むと、島川八幡神社の鳥居が右手に見えます。創建は不詳ながら、江戸時代の元禄検地以前より除税地との記録があり古社です。度々の中川氾濫により破損しており、盛り土した高台上に1842年(天保13)に再建されたと云われています。祭神:誉田別命、所在:久喜市島川24。狛犬は1940年(S15)の建立です。
島川八幡神社から左岸沿いに110m程進むと島川揚水機場が在り、中川から汲み上げた水が分水路で田圃沿いの水路に振り分けられています。
島川揚水機場の先40m程に島川踏切が在り、左手に架かるのが『#86 JR東北本線古利根川橋梁』です。左岸側の栗橋駅と右岸側の東鷲宮駅との間に位置しています。1885年(M18)大宮駅から宇都宮駅間の営業開始、1908年(M41)に久喜駅から栗橋駅間が複線化、其の後の1934年(S9)に鈑桁が架橋されていますが、現在の橋梁と同一かは不明です。
名称:東北本線古利根川橋梁
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:65.7km
橋の長さ:28.7m
軌道:複線
完成:不明
島川橋まで600m程を戻り右岸側に移動し、西600m程に在る愛宕山神社へ行きます。創建は不詳、鳥居に八甫獅子舞発祥の社とあります。
所在:久喜市八甫1丁目。鳥居は2002年(H14)の建立です。
愛宕山神社から西260m程に曹洞宗寺院の光厳寺が在ります。創建は不詳、山号:瑠璃山、所在:久喜市八甫1-25-3。
境内にネモフィラに似た花が咲いています、■ネモフィラ・マクラータと云う品種で、普段よく見かけるネモフィラはメンジェシー種で、此奴は大輪で花弁の縁に斑点が入るマクラータ種です。他の花は雑草的な奴ですね。
光厳寺から南90mに北側用水路が流れています。水路沿いに50m進み、県道3号線を渡ると大神宮が在ります。創建は不詳、祭神:天照皇太神、所在:久喜市八甫3058付近。鳥居は2014年(H26)の建立です。
大神宮前の県道3号線を北へ170m進むと右手に八甫浅間神社が在ります。創建は不詳、祭神:木花開耶姫命(推定)、所在:久喜市八甫1-20。
八甫浅間神社から北西90m程に見えるのが『#87門樋(もんぴ)橋』で、東北本線古利根川橋梁から670m上流に架かります。左岸の久喜市高柳と右岸の久喜市八甫1・2丁目とを結び、埼玉県道3号線(さいたま栗橋線)が通ります。
名称:門樋橋
構造種別:2径間鈑桁
河口からの距離:66.3km
橋の長さ:49m
有効幅員:8m
完成:1986年(S61)
門樋橋から1.4km上流に架かるのが『#88古門樋橋側道橋』で、左岸の久喜市高柳と右岸の加須市北大桑とを結ぶ、人道専用橋です。
名称:古門樋橋側道橋
構造種別:3径間PC桁
河口からの距離:67.7km
橋の長さ:約37m
有効幅員:約2m
完成:不明
古門樋橋側道橋の上流隣に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#89古門樋橋』です。此方は国道125号線(栗橋大利根バイパス)が通ります。上流左岸側に見える白い建物は、1990年(H2)稼働の加須市大利根クリーンセンターの焼却炉煙突です。
名称:古門樋橋
構造種別:3径間PC桁
河口からの距離:67.7km
橋の長さ:約37m
有効幅員:約7m
完成:1958年(S33)
>>>後書き<<<
次回は古門樋橋から継続遡上して、荒井大橋、豊野橋、水門橋側道橋(下流側)、水門橋、水門橋側道橋(上流側)までの紹介です。
お気付きの点、照会などがありましたら下の[拍手]ボタンからコメントを送って下さい、非公開なので気軽にどうぞ。尚、問い合わせ等につきましては、返信用のメアドの書き込みも願います。
[拍手]ボタン
Author:mark60
関東地区の河川に架かる橋を
紹介しています
.
. ご訪問ありがとうございます