連続テレビ小説「おむすび」 (第10回・2024/10/11) 感想
NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
第10回/第2週『ギャルって何なん?』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
博多ギャル連合(ハギャレン)のルーリー(みりちゃむ)は、真夜中に天神界隈でブラブラ歩いている時に男たちに囲まれ、そこにやって来た警察官に保護されることになる。翌朝結(橋本環奈)は、聖人(北村有起哉)、愛子(麻生久美子)と一緒に農作物の仕分けをしていたが、そこにルーリーからメールが来る。メールを読んだ結は、その場にいる聖人に何と言おうか逡巡する。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作:なし
主人公のモデルの1人:松丸奨
※1983年千葉県生まれの栄養教諭・管理栄養士
(過去作/「Chef~三ッ星の給食~」給食監修指導)
※人物像作成のための取材を受けた複数名の1人であると判明(2024/10/9)
ネタ元:松丸奨@men's管理栄養士 [@matsumarurecipe] (2024年9月30日)
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 第1週
小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生)
松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!) 第2週
盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん,ブギウギ)
大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ)
工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/55歳からのハローライフ,洞窟おじさん,なつぞら)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/朝ドラ「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
タイトルロゴ制作:大島慶一郎(Keiichiro Oshima )
タイトル映像:田向潤(過去作/きゃりーぱみゅぱみゅ,くるり,緑黄色社会MV)
イラスト:サンレモ(ILLUSTRATOR サンレモ )
振付:TAKAHIRO(欅坂46,日向坂46,櫻坂46,ゆず,SEKAI NO OWARI,藤井風)
栄養学考証:中村丁次(神奈川県立保健福祉大学教員)
福岡ことは指導:坪内陽子(元MRT宮崎放送アナウンサー)
栃木ことは指:猪瀬光博(栃木県出身の俳優)
神戸ことは指導:辻葉子(兵庫県出身の俳優)
ギャルことば指導:Rumi(美容・ギャル評論家,今作パラパラ指導)
医事指導:矢木崇善(過去作/スカーレット,舞いあがれ!,ブギウギ,)
料理指導:広里貴子(過去作/ごちそうさん,まんぷく,カムカムエブリバディ,舞いあがれ!,ブギウギ)
書道指導:津吾井香奈(「書道パフォーマンス甲子園」指導など)
農業指導:德安出雲
理容指導:宮城丈二(兵庫県理容組合理事長)
警察指導:板東正敏子(過去作/まんぷく,スカーレット,おちょやん,ブギウギ)
美術:西村薫(過去作/トクサツガガガ,ハムラアキラ,舞いあがれ!)
技術・増田徹
音響効果:林恵太郎
助監督;藤玲衣,影浦安希子,山田陽介,畑本健太
小峰陸矢,亀井優成,長澤康貴,佐伯木乃実
竹原朋加,林祐香,増田愛海,野曽原明香,福崎功真
スケジューラー:南野彩子(NHK BSドラマ「パーセント」プロデューサー)
リサーチ:有川奈々絵(NPO法人 かごしまフィルムオフィス)
撮影:竹内北斗(過去作/ブギウギ)
照明:岡元昌弘(過去作/軍師官兵衛)
音声: 渡辺暁雄
映像技術:山下健
カラーグレーティング:中井高人
VFX :佐久間正泰
美術進行:鴫原広起
装置:内田健
裝飾:野崎次郎
衣装:早藤博
メイク:西口富美子
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
制作:原田潔,岡本剛毅,中津琢,扇谷愛理,杉山遥人,高田寛之
プロデューサー:菅原弘(過去作/天国にいちばん近い島,二代目はクリスチャン,ぼくらの七日間戦争)
※敬称略
ドラマ愛溢れる読者様のために歯に衣着せぬ感想を書きます
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。
常連の読者様は、ご存じだと思います。
めでたく? Web拍手が 30未満(投稿時)になりましたので。
通常モードより、ドラマ愛溢れる読者様のためにも、本気で歯に衣着せぬ感想を書きます。
それと、『あまちゃん』以降、全ての朝ドラは全話分の録画を円盤で保存しています。
理由は、感想の投稿の際に過去の描写を再確認するためです。
でも、今作は… もう、いいかなって思いはじめております。
手間もコストもかかりますしね。
なぜ、"父の後悔"の"つづき"を描かないの?
せめて金曜日で、今週のダメっぷりを巻き返してほしいと願ったのだが。
アバンタイトルの初っ端に、「いよいよ描きますよ」と言わんばかりに、結(橋本環奈)の祖母・佳代(宮崎美子)が、これまで描いているようで描いてこなかった “父・聖人の後悔” を組み込んできた。
佳代「お父さん 後悔しとうみたいよ」
あの~ぉ。
なぜ、“つづき” を描かない!?
この「“つづき” を描かない!?」が、どれだけ意味不明なのかを、しつこく書いてみる。
"つづき"を描かないのは稚拙な考察ドラマの"先送り"と同じ
単純に、アバンに前回のおさらい以外で盛り込むのは、これから描くことの前振りだと思っている。
でも、今作は描かない。
これは、単純に、ただの引き延ばしだ。
もちろん、“連ドラ” として先の展開に期待してもらうための策であることは理解できる。
但し、普通の “ドラマ”、普通の “朝ドラ” であるなら、「来週に描いてくれるんだろうな」と期待が持てる。
でも、今作の、これまでのわずか2週間を見ただけで、「当分は触れないままだろうな…」という諦めと、「また裏切るの?」という嫌な気持ちに変わるのだ。
これは、私が <見ない・感想は書かない・勧めない> でお馴染みの「考察系ドラマ」と一緒。
とにかく、何でもかんでも先送りにして、無駄な期待感を引っ張るだけと、同じなのだ。
物事には「原因と結果」があるのに、原因が分からないから
いや、それ以前の問題もある。
もう、繰り返し書くのも面倒になっているが。
長女で姉の歩(仲里依紗)がギャルになり、家出をした理由に関する映像が “ない” 状態で、なぜ、父の後悔を盛り込んだのか? だ。
わざわざ書くほどのことではないが。
物事は、「原因」があって「結果」があるのだ。
かつての勢い余ってやってしまった自分の言動が間違っていたと思うから、ネガティブに悔いるのでは?
だったら、せめてワンシーン、ワンカットでいいから、<お父さんが、かつての勢い余ってやってしまった自分の言動>を提示するべきでは?
刑事ドラマのアバンタイトルで、手錠をかけられた犯人が刑事に「後悔してます、もうやりません」と謝罪するシーンがあるのに、最後まで犯行シーンがないようなものでは?
鈴音と理沙に、それを言わせちゃったらおしまいよ…
前回の感想で、結の「こんなに要らんし」に言及した。
どれだけの人にわかっていただけたのか不明だが。
今回にも、雑な描写が見受けられた。
それは、警察に保護された博多ギャル連合(ハギャレン)のルーリー(みりちゃむ)のもとに駆けつけたのが “結だけ” の謎、いいや、もう不快感と言ってもいいくらい。
超、超、超、好意的に解釈すれば、そりゃあ。
結がハギャレンを “友達” として意識し。
“父の後悔” を知っているからこそ、父には「私はちゃんと帰ってくるから」と心配させないようにした。
と、受け取れる。
しかし、‘スズリン’こと鈴音(岡本夏美)と‘リサポン’こと理沙 (田村芽実)に次のように言わせたらおしまいなのだ。
鈴音「ルーリーんちの周り 捜してたら
遅くなっちゃった」
理沙 「ムスビンも来てくれたんだ」
いや、それ以前に、‘タマッチ’こと珠子(谷藤海咲)は???
今は、瑠梨と距離を置いているから????
バイト?????
ほんと、よく分からん…
"ドラマ"だからこそ、結が友達に電話して全員集合でしょ!?
今作はこれまでも、今回も、わざわざ「ハギャレンの掟」は「仲間が呼んだら すぐ駆けつける」と強調しているのだ。
だったら、瑠梨からのメールがほかのメンバーたちに「CC送信」されていないかどうか別にしても。
結の「ルーリーさんから連絡きたよ」の一声で、メンバー全員で駆けつけるのが “掟の映像化” ではないのか!
それこそ “ドラマ” なのだから、結が友達に電話して全員で… じゃないの!!
これでは、「連合」と言っても名ばかりの「個の集合体」にしか見えない。
これだって、前回同様に「後悔先に立たずコーナー」で、どうにでもなったのだ。
交番に走り込んできて息を切らせた鈴音と珠子に、「遅れちゃってごめんね」「うちらも走ったんだけど」と言わせるだけ。
それで、結が誰よりも早く駆けつけた違和感を払しょくできたし。
結と瑠梨の友情の誕生を強調できたのだ。
やはり、ちょっとした表現が雑で、大きな部分に影響が及んでいる、そんな感じだ。
あとがき(その1)
わずか始まったばかりの2週間分ですが、今作の致命的な部分が見えました。
数々のエピソードに“流れ”がないことです。
“流れがない=箇条書き” ですから、当然 “物語” として成立していません。
たぶん「土曜日版」では高瀬アナのナレーションで補強するので “物語風” には見えると思いますけど。
あとがき(その2)
本来は「原因と結果」を多少の時期はズレても “対” で描くべきなのに。
今作は、「結果だけ」を提示し続けている状態なのですね。
私が見落としていると思いますので、消極的に突っ込みますと。
「天神の東交番にいるからすぐ来て!」のメール画面を、母・愛子(麻生久美子)がのぞき見する “ワンカット” があれば全然違った印象になったと思いますよ。
最初の2週間で、脚本と演出が雑なのが分かっちゃったら、期待するのも本当に辛すぎます…
やっぱり、ひたすら「全ての原因」である 《アユのスピンオフ》 を待つしかないみたいですけど、待てるかな(汗)
本編中にスピンオフのような形式で、仲さん演じる“伝説のギャル”が主人公になるパートがあります。
出典:橋本環奈 朝ドラ中に異例の映画撮影へ…ヒロインなのに約50日不在でも“NHKが許すワケ” | 女性自身
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19187/
【これまでの感想】
第1週『おむすびとギャル』
1 2 3 4 5土
拍手コメント返信(2024/10/2):「おむすび」(第3回) ※“ギャル文化”には、圧倒的な“ポジティブパワー”がある
拍手コメント返信(2024/10/3):「おむすび」(第4回) ※「虎に翼」の総括、「おむすび」結のモデルと脚本家について深掘り解説します(更新)
朝ドラ「おむすび」未だに“姉と妹の子ども時代の初期物語”がないのは…ある事情で追って“伝説のギャルのスピンオフ”をやるから!?
第2週『ギャルって何なん?』
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