連続テレビ小説「おむすび」 (第14回・2024/10/17) 感想
NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
第14回/第3週『夢って何なん?』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
結(橋本環奈)がギャルたちと福岡・天神のゲームセンターで遊んでいるところに、いきなり警察官が現れた。最近天神界隈で、若い女性たちがサラリーマン相手に金を巻き上げる事件が多発しているという。博多ギャル連合のメンバーは自分たちが疑われていると思い警戒するが、警察官たちはそういう事件に巻き込まれないよう注意を促す。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作:なし
主人公のモデルの1人:松丸奨
※1983年千葉県生まれの栄養教諭・管理栄養士
(過去作/「Chef~三ッ星の給食~」給食監修指導)
※人物像作成のための取材を受けた複数名の1人であると判明(2024/10/9)
ネタ元:松丸奨@men's管理栄養士 [@matsumarurecipe] (2024年9月30日)
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 第1,3週
小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生)
松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!) 第2週
盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん,ブギウギ)
大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ)
工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/55歳からのハローライフ,洞窟おじさん,なつぞら)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/朝ドラ「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
タイトルロゴ制作:大島慶一郎(Keiichiro Oshima )
タイトル映像:田向潤(過去作/きゃりーぱみゅぱみゅ,くるり,緑黄色社会MV)
イラスト:サンレモ(ILLUSTRATOR サンレモ )
振付:TAKAHIRO(欅坂46,日向坂46,櫻坂46,ゆず,SEKAI NO OWARI,藤井風)
栄養学考証:中村丁次(神奈川県立保健福祉大学教員)
福岡ことは指導:坪内陽子(元MRT宮崎放送アナウンサー)
栃木ことは指:猪瀬光博(栃木県出身の俳優)
神戸ことは指導:辻葉子(兵庫県出身の俳優)
ギャルことば指導:Rumi(美容・ギャル評論家,今作パラパラ指導)
医事指導:矢木崇善(過去作/スカーレット,舞いあがれ!,ブギウギ,)
料理指導:広里貴子(過去作/ごちそうさん,まんぷく,カムカムエブリバディ,舞いあがれ!,ブギウギ)
書道指導:津吾井香奈(「書道パフォーマンス甲子園」指導など)
農業指導:德安出雲
理容指導:宮城丈二(兵庫県理容組合理事長)
警察指導:板東正敏子(過去作/まんぷく,スカーレット,おちょやん,ブギウギ)
美術:西村薫(過去作/トクサツガガガ,ハムラアキラ,舞いあがれ!)
技術・増田徹
音響効果:林恵太郎
助監督;藤玲衣,影浦安希子,山田陽介,畑本健太
小峰陸矢,亀井優成,長澤康貴,佐伯木乃実
竹原朋加,林祐香,増田愛海,野曽原明香,福崎功真
スケジューラー:南野彩子(NHK BSドラマ「パーセント」プロデューサー)
リサーチ:有川奈々絵(NPO法人 かごしまフィルムオフィス)
撮影:竹内北斗(過去作/ブギウギ)
照明:岡元昌弘(過去作/軍師官兵衛)
音声: 渡辺暁雄
映像技術:山下健
カラーグレーティング:中井高人
VFX :佐久間正泰
美術進行:鴫原広起
装置:内田健
裝飾:野崎次郎
衣装:早藤博
メイク:西口富美子
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
制作:原田潔,岡本剛毅,中津琢,扇谷愛理,杉山遥人,高田寛之
プロデューサー:菅原弘(過去作/天国にいちばん近い島,二代目はクリスチャン,ぼくらの七日間戦争)
※敬称略
そもそも今週はパラパラの練習シーンがほぼ無いのに突然…
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。
常連の読者様は、ご存じだと思います。
先週から今週にかけて数日間連続で Web拍手が 30未満(投稿時)になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。
よって今週から、通常モードより、本気で歯に衣着せぬ感想を書きます。
※しばらくテンプレです…
そもそも、パラパラの練習シーンがここんとこほぼ無いのに。
「パラパラの練習しとった公園も」とか、「パラパラのパラパラ漫画」と言われても困るのだが。
それに、今作の舞台って「昭和初期」や「戦前戦中戦後」ではないと認識している。
だったら、「ホームビデオがある世界が舞台」で良かったのでは?
米田家にないなら、ご近所から結(橋本環奈)の母・愛子(麻生久美子)や祖母・佳代(宮崎美子)が借りてくるのが、「平成時代が舞台の朝ドラのホームドラマ」では???
それこそ、父・聖人(北村有起哉)が「和室で踊るな! 畳の淵を踏むな!」で、祖父・永吉(松平健)が「貧乏くさいこと言うな!!」で、また父と息子で大ゲンカするのが、繰り返しの面白さでは?????
「先が見たくなる」「続きが気になる」にするためには…
今回の15分間だが…
超好意的に見れば「メッチャ丁寧に描いてるね」と… は、ならないと思う。
なぜなら、丁寧に描くべき “新しい内容らしきもの” が見当たらないからだ。
そう、ここで大事なのは “新しい内容” だ。
糸島の寮に住む高校球児・四ツ木翔也(佐野勇斗)の母・幸子(酒井若菜)が初登場した?
いいや、“新しい内容” とは、主人公・結の状況や動向に変化が起きて、物語の歯車がわずかでも回りだすことなのだ。
“連ドラ” の感想で大切なのは、いつも「先が見たくなる」「続きが気になる」だと書いている。
解説するまでもないが。
作り手が視聴者に「先が見たくなる」「続きが気になる」なと思わせるためには、ただ物語の歯車をクルクルと回し続けるだけではダメだ。
物語の歯車が回り続ける以前に、登場人物、特に主人公に感情移入をさせ、共感させて、応援させる展開にしなければ、「先が見たくなる」「続きが気になる」にはならない。
だって、リアル社会で考えれば、「興味関心のない人の未来なんてどうでもいい」が普通のことなのだ。
だから、“朝ドラ” だって、主人公に興味関心を抱かせて、応援させないと、「話題にしよう!」「明日も見よう!!」になんて、決してならないのだ。
作り手には"時間稼ぎ"でも、視聴者がそう感じなければいい
話が広がりすぎるといけないので、収束させよう。
じゃあ、朝ドラ『おむすび』の現状はどうなっているのか?
主人公に興味関心を抱かせて、応援させる… の、ず~っと手前の「物語の歯車がわずかでも回りだす」ができていないのだ。
ここが、いま最も致命的なことだと思う。
敢えて蒸し返さないが、例の “撮影現場に主演が不在” のリークが事実だとしても、物語の歯車を回すことはできるはずだ。
それこそ、1~2週間、地元の福岡では「伝説のギャル」‘アユ’こと歩(仲里依紗)の過去を描くスピンオフを盛り込んでもいいし。
先日の中途半端なコントではなく、「父と母のなれそめエピ」や「祖父と父の仲違いエピ」をキッチリと描いて、サブキャラクターたちへ興味関心を抱かせて、応援させる作戦でもいいのだ。
その延長線上に、「歩の誕生」があって「結の誕生」もあって、「姉妹の仲違い」をやれば、それで少なくとも2週間は時間稼ぎできる。
作り手にとっては “時間稼ぎ” であっても、視聴者が “引き延ばし” を受け取らなければ、結果オーライなのだ。
しかし、今作の脚本と演出は、「歯車の回転を止める」という選択をした。
言っちゃ悪いが、今週の月曜日を思い出してほしい。
アバンタイトルが、海に飛び込んだ結にハギャレンが声をかけるところの振り返りから始まったのだ。
だったら、ここ最近ご休憩中のリリー・フランキーさんのナレーションをうまく活用したら、今週が第1週目でもイケた可能性があるわけだ。
もう、これくらい、話が進んでいないのだ。
連続性もメリハリも乏しく、引き延ばしの印象だけが強烈…
愚痴を書くのは疲れるもので… そろそろ締めくくろう。
◆登場人物を応援したくなるように、各キャラを丁寧に描いてもいない。
◆先の展開が気になってしょうがなくなるように、各エピソードも掘り下げない。
◆全部すっ飛ばして、単純なコント風をやっても、パッとしない。
やはり、どこをとっても中途半端か、それ以下でしかないのだ。
その上、気づいている読者様もいると思うが、毎日 “作風” が違う仕上げになっているのだ。
●月曜日は、結の幼なじみ・陽太(菅生新樹)の初恋のラブコメ風。
●火曜日は、ベテラン俳優らによるカツラでコント風。
●水曜日は、結と書道部の風見先輩(松本怜生)とのアオハル風。
●木曜日は、母子三世代とハギャレンの女子会風。
●金曜日は、結と翔也(佐野勇斗)のアオハル第二弾… か。
劇伴や効果音の使い方にはじまって、シリアスとコミカルの雰囲気も全く違う感じの仕上がりだ。
日々の連続性に乏しく、メリハリも乏しく、引き延ばしの印象だけが強烈なのが、いま。
これでは、前回の感想で紹介したネット記事ではないが、大量離脱するのもしょうがないような。
あとがき
これを言ったらおしまいですけど。
『舞いあがれ!』で 6分割をやった野田雄介さんの演出では、現状からの立て直しは難しいと思いますよ。
コロナ禍の大阪を描いて話題になった夜ドラ『あなたのブツが、ここに』(NHK/2022)や、幕末の長崎が舞台の時代モノ『わげもん~長崎通訳異聞~』のチーフ監督だった盆子原誠さん(今作ではサブ)を早速起用したらいいと思います。
もう、「朝ドラ風」からすら離脱するくらいの英断が必要だと思います。
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19202/
【これまでの感想】
第1週『おむすびとギャル』
1 2 3 4 5土
拍手コメント返信(2024/10/2):「おむすび」(第3回) ※“ギャル文化”には、圧倒的な“ポジティブパワー”がある
拍手コメント返信(2024/10/3):「おむすび」(第4回) ※「虎に翼」の総括、「おむすび」結のモデルと脚本家について深掘り解説します(更新)
朝ドラ「おむすび」未だに“姉と妹の子ども時代の初期物語”がないのは…ある事情で追って“伝説のギャルのスピンオフ”をやるから!?
第2週『ギャルって何なん?』
6 7 8 9 10 土
第3週『夢って何なん?』
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