連続テレビ小説「おむすび」 (第2週・土曜日版・2024/10/12) 感想
NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
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第2週『ギャルって何なん?』の「土曜日版」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
書道部に入った結(橋本環奈)は憧れの先輩・風見(松本怜生)の指導を受け、書道が楽しくなってくる。一方で、土日は家族や学校に内緒でギャルたちと交流。そんな中、ハギャレン(博多ギャル連合)が糸島で開かれるイベントでパラパラを踊ると言い出し、カリスマだった初代総代の妹として、結も強制参加を迫られる。そもそも本格的にギャルになる気はなく、パラパラも踊れない結は、何かと姉・歩と比べられるのにウンザリしてくる。
------上記のあらすじは、公式サイトより引用------
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作:なし
主人公のモデルの1人:松丸奨
※1983年千葉県生まれの栄養教諭・管理栄養士
(過去作/「Chef~三ッ星の給食~」給食監修指導)
※人物像作成のための取材を受けた複数名の1人であると判明(2024/10/9)
ネタ元:松丸奨@men's管理栄養士 [@matsumarurecipe] (2024年9月30日)
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 第1週
小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生)
松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!) 第2週
盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん,ブギウギ)
大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ)
工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/55歳からのハローライフ,洞窟おじさん,なつぞら)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/朝ドラ「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
タイトルロゴ制作:大島慶一郎(Keiichiro Oshima )
タイトル映像:田向潤(過去作/きゃりーぱみゅぱみゅ,くるり,緑黄色社会MV)
イラスト:サンレモ(ILLUSTRATOR サンレモ )
振付:TAKAHIRO(欅坂46,日向坂46,櫻坂46,ゆず,SEKAI NO OWARI,藤井風)
栄養学考証:中村丁次(神奈川県立保健福祉大学教員)
福岡ことは指導:坪内陽子(元MRT宮崎放送アナウンサー)
栃木ことは指:猪瀬光博(栃木県出身の俳優)
神戸ことは指導:辻葉子(兵庫県出身の俳優)
ギャルことば指導:Rumi(美容・ギャル評論家,今作パラパラ指導)
医事指導:矢木崇善(過去作/スカーレット,舞いあがれ!,ブギウギ,)
料理指導:広里貴子(過去作/ごちそうさん,まんぷく,カムカムエブリバディ,舞いあがれ!,ブギウギ)
書道指導:津吾井香奈(「書道パフォーマンス甲子園」指導など)
農業指導:德安出雲
理容指導:宮城丈二(兵庫県理容組合理事長)
警察指導:板東正敏子(過去作/まんぷく,スカーレット,おちょやん,ブギウギ)
美術:西村薫(過去作/トクサツガガガ,ハムラアキラ,舞いあがれ!)
技術・増田徹
音響効果:林恵太郎
助監督;藤玲衣,影浦安希子,山田陽介,畑本健太
小峰陸矢,亀井優成,長澤康貴,佐伯木乃実
竹原朋加,林祐香,増田愛海,野曽原明香,福崎功真
スケジューラー:南野彩子(NHK BSドラマ「パーセント」プロデューサー)
リサーチ:有川奈々絵(NPO法人 かごしまフィルムオフィス)
撮影:竹内北斗(過去作/ブギウギ)
照明:岡元昌弘(過去作/軍師官兵衛)
音声: 渡辺暁雄
映像技術:山下健
カラーグレーティング:中井高人
VFX :佐久間正泰
美術進行:鴫原広起
装置:内田健
裝飾:野崎次郎
衣装:早藤博
メイク:西口富美子
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
制作:原田潔,岡本剛毅,中津琢,扇谷愛理,杉山遥人,高田寛之
プロデューサー:菅原弘(過去作/天国にいちばん近い島,二代目はクリスチャン,ぼくらの七日間戦争)
※敬称略
徹底的に「原因」は描かかずに「結果」だけ羅列するドラマ
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。
唐突に「謝罪」から幕開けした「土曜日版」。
いくらなんでも、謝罪を盛り込むなら…
まあ、いいや。
どうやら、今作は徹底的に「原因」は描かかずに、「結果」だけ羅列するドラマのようだから、もうツッコミは入れない。
無駄だから。
無駄も、違和感も、ほぼ全削除して"流れ"だけは作ったか…
先週と同様に、ほぼ全ての主人公出演場面だけを直結した再編集だ。
よって、これまた前回同様に、無駄も、違和感(ほらね、大量のイチゴのやり取りすら)も、ほぼ全カット(削除)。
逆に、今週で唯一の評価ポイントである、米田結〈幼少期〉(磯村アメリ)と米田歩〈幼少期〉(高松咲希)の回想シーンは残されていた。
やはり、作り手も、《肝心な描写が欠落していること》 を認識し、何とかしたいと思っている(と信じたい!)
おかげで。
●主人公が、書道部員とギャルの二重生活を送っていること
●書道部のくだりは「仲間・一致団結」を強調するためだったこと
●野球部も野球の試合も、特に今週である必要がなかったこと
●主人公に嫌悪感を抱く珠子 (谷藤海咲)が思い直す物語であったこと
これら4つのを描いた1週間だったことが、ようやく理解できた。
これら4つのを描いた1週間だったことが、ようやく理解できた。
「土曜日版」の"神?編集"を解説します!
この「土曜日版」を見て、最も評価したいのは。
珠子を、まるで “くノ一” のごとく…
最初から、瑠梨 (みりちゃむ)、鈴音(岡本夏美)、理沙 (田村芽実)と一緒にいたように溶け込ませた編集だ。
どんな秘技が使われていたのか、プチ解説しよう。
注目すべきは、珠子の「本気?」のセリフが、どのカットに被せられているか? だ。
「土曜日版」の編集は。
瑠梨、鈴音、理沙 がこちらを向いて、結(橋本環奈)が背中を向いているカットに、珠子がオフ(画面に映っていない状態)で「本気?」が被せてある。
しかし、「本編」である金曜日は。
「土曜日版」で「本気?」が被せてあった「3人と結」の数カットあとの「結のやや寄り気味なバストショット」に「本気?」が被せてあった。
これのどこが、「溶け込ませた編集」なのか?
「本編」では、結は “瑠梨に” パラパラを教えてくださいと願い出た印象が強く。
ハギャレンのリーダーに「教えてください」と言ったことで、珠子が結を受け入れた印象になっていた。
でも「土曜日版」の編集は、結が “ハギャレン4人に” パラパラを教えてくださいと願い出た印象になっていたのだ。
この編集によって、瑠梨のピンチなのに珠子が不在である “最大の違和感” を何とか消したのだ。
いつもなら「せこい印象操作だ」と揶揄するところだが。
先述のとおりで。
やはり、作り手も、《肝心な描写が間違っていること》 を認識しており、何とかしたいと思っている… と信じたいから、評価することにする、ふ~っ
まっ、「土曜日版」でやれるなら、さっさと「本編」でやってよ! であることは書くまでもないが(失笑)
語りでもいいから、‘伝説のアユ’を盛り込んだほうが良い
先日来、やっぱり、ひたすら「全ての原因」である 《アユのスピンオフ》 を待つしかない… と書いている。
もう、細かい説明は省略するが。
簡単に言えば、「アユの妹」を連呼したところで、肝心の「アユ」が描かれていないから、もやもやするだけってこと。
しかし、唯一と言って良い「アユ」を描写したくだりがあったのを覚えておられるだろうか?
第1回で、結の高校の担任・松原保(長谷川忍 ex.シソンヌ)が出席をとる場面での次のセリフだ。
松原「お~ 君ね 米田 歩の妹って。
アユの妹やろ。
(中略)
うちん高校の有名人。
入学早々 停学になって
最短記録作った アユたい」
このセリフによって、結の姉・歩(仲里依紗)が、「‘アユ’と呼ばれていたこと」「高校の伝説を作った有名人」であることが分かるのだ。
しかし、あろうことか世間では、このセリフがやり玉に挙がった。
出典:新朝ドラ「おむすび」舞台は平成 担任が個人情報あっさり暴露で令和のネットは仰天「え?」【ネタバレ】/芸能/デイリースポーツ online
私は、映像がないなら、今後もセリフ、いや、語りでいいから、盛り込んだほうが良いと思う。
なぜアユが家出をしたのか以前の、アユと両親がどうだったのかをナレーションで補強すればいいのだ。
「本編」が無理でも、好都合なことに「土曜日版」のナレーションは高瀬耕造アナだ。
うまく時間調整して追加録音するくらいの修正は、今の世間の評価を鑑みれば、やったほうが得策だと思う。
あとがき
「土曜日版」では残っていましたけど。
金曜日分で、結の母・愛子(麻生久美子)がハギャレン3人に娘を託して退場するくだり。
愛子「みんな~ 結をお願いしますね!」
3人「はい」
ここね、最低限、瑠梨は愛子に「ありがとうございました」だと思うんですけど。
こういう部分も言葉選びが雑だから(先日のイチゴの「こんなに要らんし」も)、いつになっても「平成のギャル」に感情移入どころか、共感も理解もできないのだと思います。
まっ、いいですけど。
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19190/
【これまでの感想】
第1週『おむすびとギャル』
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拍手コメント返信(2024/10/2):「おむすび」(第3回) ※“ギャル文化”には、圧倒的な“ポジティブパワー”がある
拍手コメント返信(2024/10/3):「おむすび」(第4回) ※「虎に翼」の総括、「おむすび」結のモデルと脚本家について深掘り解説します(更新)
朝ドラ「おむすび」未だに“姉と妹の子ども時代の初期物語”がないのは…ある事情で追って“伝説のギャルのスピンオフ”をやるから!?
第2週『ギャルって何なん?』
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