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連続テレビ小説「おむすび」 (第3回・2024/10/2) 感想

連続テレビ小説「おむすび」

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

第3回第1週『おむすびとギャル』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


書道部に入った結(橋本環奈)は、先輩の風見(松本怜生)の言動に心惹かれるようになり、青春を謳歌している気分になるが、クラスメートで同じ書道部の恵美(中村守里)から正式な入部届を渡されても入部を迷ってしまう。ただ、福岡・天神で開催されている書道展への誘いには、先輩も来ると聞いて即座に行くことを決める。米田家では、母の愛子(麻生久美子)が結の話を聞き、書道部への入部に躊躇する結を心配する。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。



原作/モデル:なし
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 1
   小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生)
   松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!)
   盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん,ブギウギ)
   大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ)
   工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
   原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/55歳からのハローライフ,洞窟おじさん,なつぞら)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/朝ドラ「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
タイトルロゴ制作:大島慶一郎(Keiichiro Oshima 新窓で開きます
タイトル映像:田向潤(過去作/きゃりーぱみゅぱみゅ,くるり,緑黄色社会MV)
イラスト:サンレモ(ILLUSTRATOR サンレモ 新窓で開きます
振付:TAKAHIRO(欅坂46,日向坂46,櫻坂46,ゆず,SEKAI NO OWARI,藤井風)
栄養学考証:中村丁次(神奈川県立保健福祉大学教員)
福岡ことは指導:坪内陽子(元MRT宮崎放送アナウンサー)
栃木ことは指:猪瀬光博(栃木県出身の俳優)
神戸ことは指導:辻葉子(兵庫県出身の俳優)
ギャルことば指導:Rumi(美容・ギャル評論家,今作パラパラ指導)
医事指導:矢木崇善(過去作/スカーレット,舞いあがれ!,ブギウギ,)
料理指導:広里貴子(過去作/ごちそうさん,まんぷく,カムカムエブリバディ,舞いあがれ!,ブギウギ)
書道指導:津吾井香奈(「書道パフォーマンス甲子園」指導など)
農業指導:德安出雲
理容指導:宮城丈二(兵庫県理容組合理事長)
警察指導:板東正敏子(過去作/まんぷく,スカーレット,おちょやん,ブギウギ)
美術:西村薫(過去作/トクサツガガガ,ハムラアキラ,舞い上がれ!)
技術・増田徹
音響効果:林恵太郎
助監督;藤玲衣,影浦安希子,山田陽介,畑本健太
   小峰陸矢,亀井優成,長澤康貴,佐伯木乃実
   竹原朋加,林祐香,増田愛海,野曽原明香,福崎功真
スケジューラー:南野彩子(NHK BSドラマ「パーセント」プロデューサー)
リサーチ:有川奈々絵(NPO法人 かごしまフィルムオフィス)
撮影:竹内北斗(過去作/ブギウギ)
照明:岡元昌弘(過去作/軍師官兵衛)
音声: 渡辺暁雄
映像技術:山下健
カラーグレーティング:中井高人
VFX :佐久間正泰
美術進行:鴫原広起
装置:内田健
裝飾:野崎次郎
衣装:早藤博
メイク:西口富美子
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
   真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
制作:原田潔,岡本剛毅,中津琢,扇谷愛理,杉山遥人,高田寛之
プロデューサー:菅原弘(過去作/天国にいちばん近い島,二代目はクリスチャン,ぼくらの七日間戦争)
※敬称略



重箱の隅を楊枝でほじくる前に、注目すべきことがある!

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

前作の感想のときに、次のように書いたのを覚えておられるだろうか?

朝ドラの感想への Web拍手が「30」を下回るようになったら、私を含めた “本気の読者の集い” になると(笑)

で、前回の感想への Web拍手が「33(投稿時点)」だから、早々に “本気の読者の集い” が間近になってしまった(苦笑)。

実は、ここ最近の朝ドラの「第1週」の感想の反応には一定のパターンがある。

それは、第1回がご祝儀相場で増えて、第2回で離脱者が出て減り、第3回で少し戻して、しばらくフラフラ…

今作も、私の知り合いを含めて、すでに数名から「第2回でリタイアしました」の報告を受けた。

この数は、前作の2倍くらい。

したがって、前作以上に「楽しめる人を選ぶ朝ドラ」になる可能性があるってことだ。

とはいえ、ネット界隈では、早々に「平成16年に、それは無かった!」「2004年でも、そうは言わなかった!」の“平成間違い探し”“コンプラ警察” がにぎわっている。

でも、そんな重箱の隅を楊枝でほじくる前に、注目すべきことがあると思うが。

今回も、そんな部分を掘り下げようと思う。

"引きの画""長めの尺のカット"を増やし素早く軌道修正中?

前回で指摘したのは、カメラアングルの変化量と、カット割りの多さだった。

もちろん、今どきの演出ではあるのだが。

私が不要だと考える部分にもカット割りが入って、目まぐるしい映像になっている点と。

短いカットが多いために、ワンカット内での俳優の演技が小さくなる傾向があって、映像なのに動きが乏しい点を、気になる部分として挙げた。

しかし、今回は前2回と演出チームが違う部分と類似の個所が混在していた。

まあ、これこそ「重箱の隅を楊枝でほじくってるのでは?」といわれるかもしれないが。

例えば、前回の終盤にもあった、アバンタイトルの「書道教室」の場面だ。

まるで、別チームのスタッフが撮影したような感じすらある部分があった(個人の感想です)。

前2回では少なかった「長回し」とまで言わないが、長めの尺のカットが増え、逆に顔のアップが減り、その分わずかに「引きの画角」が増えた。

また、長めの尺で引きの画では、俳優が歩いて動いたり、「アクションダブり」なんて呼び方もする、一つの動作を二つのカットに少しだけまたがせる(ダブらせる)ことで、カットの切り替えをスムーズに見せる演出もあった。
※書道部の先輩・風見(松本怜生)が立ち上がり、結(橋本環奈)の前に座り直すアクションがそれ

早くも、演出面を軌道修正し始めているのか、それとも迷っているのかは定かでないが。

前作の脚本のように <何が何でも筋は曲げない> より、柔軟に対応してこそ、ローマは一日にして成らず… なのだ。

夕方の短い撮影時間の中で試行錯誤するのは、応援したい!

メインタイトル映像明けは、比較的「引きの画」が多いのは当然だ。

なぜなら、“物語” としては、依然として状況説明の真っただ中だからだ。

説明だから、広い画角にすることで、一度に大量の情報を詰め込んでいるのだ。

だから、タイトル映像明けの「畑シーン」は、引きの画と引きの画を直結してしまっている。

このことで、映像的なリズムがなくなってしまっていた。

映像を見ればわかるとおり、実際の夕方に撮影しているからロケに割ける時間が短い中で試行錯誤しているってことで…
このこと自体もチャレンジ精神として悪くない。のだ。

捻出した"いい間"で、結の気持ちや家族関係が伝わってきた

だから、幾度もカメラの位置を変えることできないから、一度で数カット撮っては移動している。

よって、時間軸的には、暗くなったり明るくなったり、忙しいが。

それでも、俳優さんたちの演技も相まって、意外と(失礼…)“いい間(ま)” ができていた。

その結果、結の気持ちの変化は当然のこと、家族たちの関係性を感じさせる“間”が見えたのだ。

なお、ふつうは「“間”があった」というと思う。
でも、演技によって作られた“間” が、編集によって消えずに残ったから「より、“間”が見え(るようになっ)た」に、なるわけだ。

まだまだ"状況説明"だから、内容に関する感想はないが…

内容については、特に書くことは。。。ない。

そもそも、現段階は“ほぼ状況説明”だから、“内容らしきもの” はないし。

それこそ、主人公が将来進む道も、すでに番宣で紹介済みだし。

それに「書道部」が無関係なことも、ほぼ判明済み。

したがって、前回のラストに今回の最後を直結しても良いわけだ。

根本ノンジ氏らしさ"現実と夢""シリアスとコミカル"がじわじわと…

ただ、ぼやーっと見えてきたのは。

やっと。ようやく。いよいよ…

ドラマ『フルーツ宅配便』(テレ東/2019)
ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日テレ/2021)
ドラマ『正直不動産シリーズ』(NHK/2022,2024)

これらで見せてくれた、脚本・根本ノンジ氏らしさだ。

シビアな現実を投影しつつ、そこで、もがき苦しみながらも明るく楽しく元気に生きる主人公像… みたいな。

とにかく、いつになるのか分からないが。

‘福岡の伝説のギャル’こと、結の姉・歩(仲里依紗)が登場してからが、本当の今作の幕開けだと思う。

それまで、リタイアしないで待てるかどうか…

あとがき(その1)

福岡には行ったこともないですし、詳しくないですが。

「福岡 天神」での待ち合わせのシーンが、<ガッツリ合成> に見えたので調べてみましたら。

結たちが待ち合わせをした「天神コアビル」は2020年に閉館され、今は更地で工事中。

当時は、「福岡の 109」と呼ばれていたとか。

さらに、結たちの背後で歩くエキストラさんたちの衣装も「2004年版」にする必要があるので、駅前でのロケは非効率的との判断になったと推測できます。

あとがき(その2)

それと、別に「登場させて!」と思っているわけではないですが。

朝ドラあるあるの一つとして登場しがちな“あれ”が、まだ出ていないのですよね。

ほら、路地裏のネコ

橋本環奈さんの犬好きは有名ですけど、ネコは…?

出典:【橋本環奈】“最高の癒やし”である愛犬を初公開!【COVER BEAUTY】|美容メディアVOCE(ヴォーチェ) 新窓で開きます

東京の下町でも、平成の終盤は「路地猫」を見かけなくなったので、劇中の時代の福岡も「路地猫」は少ないとの判断かもしれませんね。

すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”


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【これまでの感想】

第1週『おむすびとギャル』
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連続テレビ小説『おむすび』第3回

内容先輩の風見(松本怜生)に誘われ、書道部にやって来た結(橋本環奈)風見の言動に惹かれる結は、クラスメイトで書道部の恵美(中村守里)から、正式な入部届を手渡される。結が迷っていると、週末の書道展に誘われる。風見も来ると言われ、結は即決。その日の夜。結が入部届を手に迷っていると、母・愛子(麻生久美子)が。。。敬称略さて、内容自体は、まだまだ状況説明なので。特に書くことは無いが。脚本家らしいシリ...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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