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連続テレビ小説「おむすび」 (第43回・2024/11/27) 感想

連続テレビ小説「おむすび」

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

第43回第9週『支えるって何なん?』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


結(橋本環奈)が翔也(佐野勇斗)と会って献立表を見せている頃、米田家では歩(仲里依紗)と聖人(北村有起哉)が、商店街で靴店を営む渡辺孝雄(緒形直人)から疎外されて落ち込んでいた。そんな二人を愛子(麻生久美子)は無理やり気分転換させようとして、電話で結たちを急遽呼び出し、お好み焼きパーティーを始める。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。



原作:なし
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 第1,3,7
   小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生) 第4,6
   松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!) 第2,5
   盆子原誠(過去作/カーネーション,ごちそうさん,おちょやん,ブギウギ) 第8
   大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ) 9
   工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
   原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/「なつぞら」本編語り)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
   真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
※敬称略
※他のスタッフ表は、当記事の最下部へ移動



演出家は、翔也を"その程度のお育ち"だと描きたいのか!?

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――

常連の読者様は、ご存じだと思います。
ここ数日間 連続で Web拍手が 30未満(投稿時)になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。

よって今週も、通常モードより、本気で歯に衣着せぬ感想を書きます。
※しばらくテンプレです…

別に、私は “マナー警察” ほど厳しい人間ではないと自覚はしていますが。

その立ち位置で言うなら、結婚を視野にしている相手の家族との食事で、お好み焼きを食べるのに手皿を使う演技指導をつけたということは、演出家は翔也(佐野勇斗)をその程度のお育ちだと描きたいと認識したと解釈しますよ。

そう、別に手皿は全面否定はしないけど、私の見える範囲でやった人は全員その程度のお育ちだと判断しているからです。

そう思えば、別にどうでも良いことですね(笑)

今朝は、昨夜放送のドラマ10『宙(そら)わたる教室』が秀逸すぎて。

感想の下書きから投稿まで、4時間も要してしまい、ちょっとお疲れモードなのです。

その上、幸せにもお仕事も控えておりますので、今回はサクサクっと進めるつもりでございますよ。


脚本の演出も、結も歩も翔也も、非常識な人に描きたいの!?

サクサクっと進めるつもりだが、早速ツッコミを入れておこう。

序盤のやりとりで、常識が欠落していると思われる歩(仲里依紗)が翔也(佐野勇斗)に実家のいちご農園が「ちなみに繁昌してる?」と聞いたら。

結「さすがに失礼やろ!」

おいおい、前回で当人が隠していることを「何で陸上やめたん?」とほじくり出そうとしたのはお前さんでは!?

さすがに、昨夜にネットニュースの見出し集を見たら「デリカシーなし!」などの見出しが躍っていた。

別に驚くことではないのだ。

脚本家が、演出家が、今作が、主人公・結(橋本環奈)も姉の歩も、加えて結婚相手の翔也も、それなりにいい感じの? “非常識な人” だと描きたいってことだけだからだ。

特に今作の脚本家は、描いていないのに “描いたつもり” で話を進める傾向が強いから、描いたことは “間違いない設定” であると思うべきだ。

なんか、‘どんどん’だけに『ちむどんどん』に似てきて、不安しかないのは私だけだろうか?


翔也の実家の設定を、突然貧困家庭にしてお涙頂戴展開?

う~~~、なかなかサクサクっと書かせてもらえない(涙)

翔也「小さい頃から ずっと そうでした。
 俺が野球やりてぇつったら
 無理してグローブ買ってくれて」

確かに、翔也の実家が「栃木の豪邸」であるとは描かれていないが。

逆に、それなりの貧困家庭であるとも描いてこなかったような。

それなのに、いきなり「無理して」って?

私は、野球留学、特に高校の野球留学に詳しくないから調べてみた。

まあ、いろいろと条件によって違いはあろうが、一つの例にたどり着いた。

寮制の野球強豪校に入学させた場合、学校によっては、寮生活に毎月5万円から10万円前後、3年間で300万円近い金額が必要になります。
一見すると、お金がかかるようにみえるため、それなら全寮制ではなく、家から通ったほうがいいのではないかと思われがちですが、実は、全寮制のほうが安く済む可能性が高いようです。
全寮制であっても、自宅から通う場合であっても、高校野球には必要な道具や甲子園の出場などで、どうしたってお金がかかります。子どもが高校野球をやりたいと主張したら、まずは必要な費用を、保護者がしっかりと把握しておくことが重要になります。

出典:球児の親御さんは気になる?高校野球の「全寮制高校」にかかる費用を解説 | 子育て | ファイナンシャルフィールド 新窓で開きます

記事によれば、 “3年間で300万円近い金額が必要” とあるが、これが高いのか安いのか。

各家庭で違うと思うが。


今回は、全てに連続性も継続性なく、整合性も一貫性もない

2024年10月18日放送の第15回で翔也の母・四ツ木幸子(酒井若菜)が登場した際も、「無理して」な感じは受けなかったが。

まあ、今作の脚本家は、描いていないのに “描いたつもり” で話を進める傾向が強いから、幸子が貧しい家計の中から息子の野球のために… と、描いたつもりなのだ。

その上で、なんだかよく分からぬまま、聖人(北村有起哉)と翔也でお涙頂戴展開へ。

一番不可解なのは、どういう過程で、どのような部分で、聖人は翔也を娘の結婚相手として認めたのが、全く理解できん!

それこそ、半ば強引ではあるが、結が栄養士を目指す理由が「家族のため」なら、翔也が「家族のためにもプロ野球選手になりたい」と重なって、親心として翔也に共感しちゃった… と頑張れば思えなくもないのに。

しかし、繰り返すが、結が栄養士になる目的は「彼氏のため」なのだ。

もう、描くこと、描かれること、それら全てに連続性も継続性なく、整合性も一貫性もない。

だから、違和感なんてものでは済ませないのだ。

したがって今回については、これ以上、論じることもできないし、必要もないと思う。


脚本家は、翔也は"学習能力が欠落した設定"で書いてるの?

違和感だらけではあるが、それでもおかしいというか、不可思議というか。

なぜ、翔也はいまだに結に食事や健康の相談をし続け、受け入れ続けるのだろう?

そもそも、翔也やずぶの素人の結の助言を受け、スタミナ弁当を食べて失敗しているのだ。

それも、太って、体調を崩し、監督に怒られたのだ。

脚本家は忘れているかもしれないが、翔也は結のアドバイスで一度失敗したと描いたのだ。

そして、今週では、星河電器野球部には、各選手の個性を上手に育成し、プロ野球界へも毎年優秀な選手を送り出している名監督・中村重治(嶋尾康史)や先輩たち。

中でも、食事の自己管理に厳しい星河電器野球部のピッチャーでエースで、力強い投球が持ち味の澤田龍志(関口メンディー)がいると、今作が描いたばかりなのだ。

だったら、監督や先輩にアドバイスを求めるのが、普通の考え方では?

もちろん、「恋人だから」「栄養士を目指している恋人だから」と、本心に鞭を打って好意的に解釈することもできなくはない。

でも、今作は、翔也は高校時代に “恋人だから” であることに、気を許して痛い目に合っていると、描いたのだ。

こうなると、ますます、前回で書いたことが本当になってくるのだ。

もしかしたら本気で、脚本家は、河童は “学習能力が欠落している設定” で書いているのか???

まあ、それならそれで、構わないが。


あとがき

前回のラストでは、大きなホットプレートに5人もいて、お好み焼きが一枚。

今回は、よその家に押し掛ける側なのに、発注した寿司桶が4人前って。

その上、結は人の秘密に土足で踏み入ろうとするし、歩は初対面の人を値踏み。

父は、相手の好みも聞かずに髪を切り出す。

一体、今作って何を、何のために描きたいのかな。

栄養専門学校のコントも、もうどうでもいいです。

栄養士のくだりがあっただけマシってだけです。

渡辺孝雄(緒形直人)の意味深で思わせぶりなのも、興味はないです。

あえて名前を書きますけど、大野陽平さんの演出、もう少し脚本のあらを隠すようにするべきだったと思いますよ。

これでは、粗の穴を広げてるだけです。
終わったことですけど。


『おむすび』を召し上がった後の ≪お口直し≫ に下記の感想をおすすめ!
朝ドラ「カーネーション」全151回分の感想リンク 新窓で開きます
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」全112回分の感想リンク 新窓で開きます


すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”


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★本家の記事のURL →  https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19302/


※上記のスタッフ表の続き

主人公のモデルの1人:松丸奨
   ※1983年千葉県生まれの栄養教諭・管理栄養士
   (過去作/「Chef~三ッ星の給食~」給食監修指導)
   ※人物像作成のための取材を受けた複数名の1人であると判明(2024/10/9)
   ネタ元:松丸奨@men's管理栄養士 [@matsumarurecipe] (2024年9月30日) 新窓で開きます
タイトルロゴ制作:大島慶一郎(Keiichiro Oshima 新窓で開きます
タイトル映像:田向潤(過去作/きゃりーぱみゅぱみゅ,くるり,緑黄色社会MV)
イラスト:サンレモ(ILLUSTRATOR サンレモ 新窓で開きます
振付:TAKAHIRO(欅坂46,日向坂46,櫻坂46,ゆず,SEKAI NO OWARI,藤井風)
栄養学考証:中村丁次(神奈川県立保健福祉大学教員)
福岡ことは指導:坪内陽子(元MRT宮崎放送アナウンサー)
栃木ことは指:猪瀬光博(栃木県出身の俳優)
神戸ことは指導:辻葉子(兵庫県出身の俳優)
ギャルことば指導:Rumi(美容・ギャル評論家,今作パラパラ指導)
医事指導:矢木崇善(過去作/スカーレット,舞いあがれ!,ブギウギ,)
料理指導:広里貴子(過去作/ごちそうさん,まんぷく,カムカムエブリバディ,舞いあがれ!,ブギウギ)
書道指導:津吾井香奈(「書道パフォーマンス甲子園」指導など)
農業指導:德安出雲
理容指導:宮城丈二(兵庫県理容組合理事長)
警察指導:板東正敏子(過去作/まんぷく,スカーレット,おちょやん,ブギウギ)
美術:西村薫(過去作/トクサツガガガ,ハムラアキラ,舞いあがれ!)
技術・増田徹
音響効果:林恵太郎
助監督:藤玲衣,影浦安希子,山田陽介,畑本健太
   小峰陸矢,亀井優成,長澤康貴,佐伯木乃実
   竹原朋加,林祐香,増田愛海,野曽原明香,福崎功真
スケジューラー:南野彩子(NHK BSドラマ「パーセント」プロデューサー)
リサーチ:有川奈々絵(NPO法人 かごしまフィルムオフィス)
撮影:竹内北斗(過去作/ブギウギ)
   源拓哉(過去作/カムカムエブリバディ)
照明:岡元昌弘(過去作/軍師官兵衛)
   橋村祐哉(過去作/べっぴんさんSP「恋する百貨店」)
音声: 渡辺暁雄
映像技術:山下健
カラーグレーティング:中井高人
VFX :佐久間正泰
美術進行:鴫原広起
装置:内田健
裝飾:野崎次郎
衣装:早藤博
メイク:西口富美子
制作:原田潔,岡本剛毅,中津琢,扇谷愛理,杉山遥人,高田寛之
プロデューサー:菅原弘(過去作/天国にいちばん近い島,二代目はクリスチャン,ぼくらの七日間戦争)
※敬称略




【これまでの感想】

第1週『おむすびとギャル』
1 2 3 4 5

拍手コメント返信(2024/10/2):「おむすび」(第3回) ※“ギャル文化”には、圧倒的な“ポジティブパワー”がある 新窓で開きます

拍手コメント返信(2024/10/3):「おむすび」(第4回) ※「虎に翼」の総括、「おむすび」結のモデルと脚本家について深掘り解説します(更新) 新窓で開きます

朝ドラ「おむすび」未だに“姉と妹の子ども時代の初期物語”がないのは…ある事情で追って“伝説のギャルのスピンオフ”をやるから!? 新窓で開きます

第2週『ギャルって何なん?』
6 7 8 9 10 

第3週『夢って何なん?』
11 12 13 14 15 

第4週『うちとお姉ちゃん』
16 17 18 19 20  

朝ドラ「おむすび」:提灯記事に加え,ついに注意喚起までやる必死さ!でも,その前にやることがあると思う 新窓で開きます

第5週『あの日のこと』
21 22 23 24 25 

NHK連続テレビ小説「おむすび」:朝ドラが“リアルな大災害”を扱うたびに思うこと 新窓で開きます

第6週『うち、ギャル、やめるけん』
26 27 28 29 30 

第7週『おむすび、恋をする』
31 32 33 34 35 

第8週『さよなら糸島 ただいま神戸』
36 37 38 39 40 

第9週『支えるって何なん?』
41 42 

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連続テレビ小説『おむすび』第43回

内容結(橋本環奈)が、自分が作った献立表を翔也(佐野勇斗)に渡していた頃。歩(仲里依紗)と聖人(北村有起哉)が落ち込んでいた。それ見た愛子(麻生久美子)は、結たちを呼び寄せて。。。。敬称略ん???“無理して?”そのうえ。。。。お涙頂戴な言動。一応、実家のことは、そこまで裕福ではないような聞こえる表現だったが。もう、違和感だとか。そういうの、どうでもいいや。描くコト描くコト全てに整合性が無いも...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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