連続テレビ小説「おむすび」 (第4回・2024/10/3) 感想
NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
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第4回/第1週『おむすびとギャル』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
天神のゲームセンター近くでギャルたちに出くわした結(橋本環奈)が、しつこく博多ギャル連合への加入を求められ困ってるところに警察が現れる。結とギャルたちを見かけたサラリーマンの男が恐喝と勘違いしたようで、ギャルたちは何も悪いことはしてないと反発するが、男はギャルたちを見た目で判断し社会のクズ呼ばわりする。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作/モデル:なし
主人公のモデル:松丸奨 ※1983年千葉県生まれの栄養教諭・管理栄養士
(過去作/「Chef~三ッ星の給食~」給食監修指導)
朝ドラ「おむすび」主人公の人物像のモデルをしています : 小学校栄養士 松丸 奨のブログ
Amebaブログ『松丸管理栄養士の超簡単 給食レシピ』
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脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 第1週
小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生)
松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!)
盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん,ブギウギ)
大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ)
工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/55歳からのハローライフ,洞窟おじさん,なつぞら)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/朝ドラ「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
タイトルロゴ制作:大島慶一郎(Keiichiro Oshima )
タイトル映像:田向潤(過去作/きゃりーぱみゅぱみゅ,くるり,緑黄色社会MV)
イラスト:サンレモ(ILLUSTRATOR サンレモ )
振付:TAKAHIRO(欅坂46,日向坂46,櫻坂46,ゆず,SEKAI NO OWARI,藤井風)
栄養学考証:中村丁次(神奈川県立保健福祉大学教員)
福岡ことは指導:坪内陽子(元MRT宮崎放送アナウンサー)
栃木ことは指:猪瀬光博(栃木県出身の俳優)
神戸ことは指導:辻葉子(兵庫県出身の俳優)
ギャルことば指導:Rumi(美容・ギャル評論家,今作パラパラ指導)
医事指導:矢木崇善(過去作/スカーレット,舞いあがれ!,ブギウギ,)
料理指導:広里貴子(過去作/ごちそうさん,まんぷく,カムカムエブリバディ,舞いあがれ!,ブギウギ)
書道指導:津吾井香奈(「書道パフォーマンス甲子園」指導など)
農業指導:德安出雲
理容指導:宮城丈二(兵庫県理容組合理事長)
警察指導:板東正敏子(過去作/まんぷく,スカーレット,おちょやん,ブギウギ)
美術:西村薫(過去作/トクサツガガガ,ハムラアキラ,舞い上がれ!)
技術・増田徹
音響効果:林恵太郎
助監督;藤玲衣,影浦安希子,山田陽介,畑本健太
小峰陸矢,亀井優成,長澤康貴,佐伯木乃実
竹原朋加,林祐香,増田愛海,野曽原明香,福崎功真
スケジューラー:南野彩子(NHK BSドラマ「パーセント」プロデューサー)
リサーチ:有川奈々絵(NPO法人 かごしまフィルムオフィス)
撮影:竹内北斗(過去作/ブギウギ)
照明:岡元昌弘(過去作/軍師官兵衛)
音声: 渡辺暁雄
映像技術:山下健
カラーグレーティング:中井高人
VFX :佐久間正泰
美術進行:鴫原広起
装置:内田健
裝飾:野崎次郎
衣装:早藤博
メイク:西口富美子
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
制作:原田潔,岡本剛毅,中津琢,扇谷愛理,杉山遥人,高田寛之
プロデューサー:菅原弘(過去作/天国にいちばん近い島,二代目はクリスチャン,ぼくらの七日間戦争)
※敬称略
米田結のモデルとなった人物のプロフィールを記載しました
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。
こちら千葉県北西部のきのうは、「最高気温 31度、最低気温 24度」で真夏のような気候でした。
今朝起きたら雨まじりの 20度で、11時でも 24度しかありません。
皆様も、寒暖差に注意してお過ごしくださいませ。
感想に入る前に。
今回の投稿を最上部から読んできた読者様は「?」とお気づきになったのでは?
そう、今回から、今作の主人公・米田結のモデルとなった人物のプロフィールを記載することにしました。
以前から知っていた情報ですが。
作品の印象を決めがちな「最初の3回」までは “先入観なし” のほうが好ましいとの判断で。
今作に関する以前の投稿でも、あえて伏せてきました。
しかし、「ご祝儀期間終了」ということで、今回から当ブログでは解禁しました。
結のモデルは学校の栄養教諭や管理栄養士の松丸奨さん(40)
結(橋本環奈)のモデルは。
現在、学校の栄養教諭や管理栄養士として活躍中の松丸 奨(まつまる すすむ)さん(40)。
昭和58年(1983)千葉県松戸市生まれ。
かつて、天海祐希さん演じる天才三ツ星シェフが学校給食を改革していくサクセスストーリーのドラマ『Chef~三ツ星の給食~』(フジ/2016)で給食の監修・調理指導を担当。
フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』、日本テレビ系『世界一受けたい授業』、TBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』などのメディアへの出演や、著書も多数ある。
なぜ、こんなに松丸さんのことを知っているのかというと、千葉県在住者の中では「松丸奨さんはちょっと有名人」だからだ。
あまり、モデルの人生を書くと、朝ドラ『おむすび』の先の展開のネタバレになる可能性もあるので(分かりませんが)、「千葉日報」の掲載記事をご紹介することで代わりとしたいと思う。
給食作りに全身全霊 児童へ「おいしい」届ける 男性栄養教諭のパイオニア 松丸奨さん(40)松戸市出身 【ちば新時代 私たちの挑戦】千葉日報オンライン
主人公が “ギャル” にならないと話が始まらない(汗)
お気づきになっただろうか?
主人公のモデルは “男性” なのだ。
松丸奨さんご本人としては、「千葉県松戸市生まれの男性」が栄養教諭になられたわけだが。
今作では、「兵庫県神戸市生まれのギャル」が阪神・淡路大震災で被災して福岡県の糸島在住で… と、創作されているわけ。
ということは。
そう、昨夜に投降したとおり(下記にリンクあります)、今作の最大の見どころになるであろうし、作り手の “見せたいポイント” が“ギャル文化” であり、ギャル文化の影響の大きさなのではないかと思うのだ。
拍手コメント返信(2024/10/2):「おむすび」(第3回) ※“ギャル文化”には、圧倒的な“ポジティブパワー”がある
というわけで、主人公が “ギャル” にならないと話が始まらない(汗)
それまでは「長~い長~~いプロローグ」だと思って、様子見の日々だと思う(笑)
「書道部の設定」の理由は理解できるが、必要かどうか…
冒頭から、「ギャル」を強調し。
メインタイトル映像明けには「野菜」「農家の思い」。
さらに「漁業の現状」までを強調し。
様々な “クズ” を重ね。
番組宣伝の内容どおりに進んでいくことを、絶賛アピール中… ではある。
主人公の「農家の娘」や「姉との関係」や「年齢」を鑑みれば、ほのかな恋心、淡い初恋を描くのは、「夢見るお年頃の女子高生」を描く上で、ある程度必要であることは理解できる。
ただ、今一つ擁護しようにも擁護できないのが、書道部の設定とそれにまつわるエトセトラの描写だ。
おそらく、「好き勝手に遊んでいる風のギャル」と「真面目で型にはまっている書道部」を比較対象に置いて。
“狭間で揺れ動く結ちゃん” を描いている… と、何とかポジティブには思えるが。
やはり、主人公が進むのは “そっち” じゃなくて。
“あっち” なのが分かってしまっているから。
どうしても、「いつまでやるの?」に見えてしまう。
感想の前段でも書いたとおりで。
番宣でアピールしていた部分である、結が “ギャル” にならないと話が始まらないのだ。
結がギャルになって、「伝説のギャル」だった姉の歩(仲里依紗)のようになるのか、そうでなく違う夢を見つけるのかまでが。
そう、「長~い長~~いプロローグ」だと思って… だ。
「子役による子供時代」がない今作だからこそのジレンマ
比較してもしょうがないが。
ちなみに前作『虎に翼』の第4回は。
第3回で明律大学への入学を決意した寅子(伊藤沙莉)が、花江(森田望智)と直道(上川周作)の結婚式で「♪モン・パパ」を熱唱し、母・はる(石田ゆり子)に決意表明する… 内容だった。
今作よりも、主人公が人生の目標を定めるのが、かなり早いが。
実は、『虎に翼』も第1週の世間の反応は決して芳しくなく、「ちょっと難しい」「展開が早すぎる」だったのだ。
したがって、実は今作『おむすび』の展開速度が「一般的な朝ドラの進捗スピード」に近いともいえる。
ただ、一般的というか、多くの「女一代記」的な朝ドラは「子役による子供時代」があるから、良い意味で「子役時代は別物」と「甘いものは別腹」みたいに楽しめる人が多い。
問題は、「橋本環奈さんのギャルは別腹」と思える人がどれだけいるか? だ(苦笑)
第5週目から、栄養士の物語が本格始動するのか!?
こう言っては何だが。
特に内容らしきものなく「なんとなく今後につながりそう」ってだけでは、書きたくても感想が浮かんでこない。
そこで、少し視点を変えて書いてみる。
きっと、前作とは違って、今作はいつもの朝ドラ風に、「本格始動は3週目以降から」の企画だったのだろう。
そこで、ヒントになるのが下記のネット記事だ。
第4週で、結が高校時代に、ひょんなことから出会った“ギャル軍団”を助けるため、糸島のイベントで超ド派手なギャルメークをして、パラパラを披露する場面があるという。
出典:橋本環奈:朝ドラ「おむすび」撮影でギャルメーク&パラパラ 父親にも気付かれず「自分じゃないみたい」 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
ここから推測すると「第4週目までは “子役時代風” に “匂わせ” をやって引っ張る」だ。
そこで、第1週は「書道部と初恋」、第2週は当然に「野球部」で。
想像だが、第3週が結の何らかの人助けを描いて、第4週で糸島の町おこしのイベント… そんな感じだろう。
「日本での職業選択のジェンダーギャップ」に触れないなら
結のモデルである松丸さんは、いじめられていた小学生時代に…
唯一学校に行って楽しかったのが給食の時間で、ひとりで教室で食べている松丸さんにやさしく声をかけてくれた栄養士さんや調理員さんがきっかけで栄養士になろうとしたそうだ。
出典:【前編】「男は栄養士になれない?」進路選択時に直面したジェンダーの壁を乗り越え、夢をかなえるまでの足跡|日経クロスウーマン
記事を読むと分かるが。
実は、松丸さんの人生には「日本での職業選択のジェンダーギャップ」がある。
きっと、今作はそこには触れない(設定上ないと思う)だろうから、そこを次のワードに置き換えてくると推測した。
優しいからこそ
巻き込まれたり
翻弄されたり
頼まれたら断れない
私の勝手な推測だが、私の考えに共感して「そうなるのかな?」と思っていただけたのなら、「長~い長~~いプロローグ」も意外と楽しめると思う(笑)
あとがき
この4回分を見て、私が最も「やってほしかったなぁ」と思ことがあるんです。それは…
もっと、「米田 結」という人間を中心描いて、結を掘り下げてほしかったのです。
ほとんどの朝ドラは、第1週を見れば「今作の主人公は、だいたいこんな性格なんだな」と分かる作品が多かったです。
でも今作は、大前提として “初期設定” が複雑で、それゆえに “状況説明” が多すぎです。
だから、“ドラマ” として最も重視すべき 《人間を描く》 が蔑ろになっていると言わざるを得ません。
「今を生きるモデル」を描く朝ドラとして、いろいろ新鮮な部分もあるだけに、今後は基本を守っていただきたいです。
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19173/
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