連続テレビ小説「おむすび」 (第9回・2024/10/10) 感想
NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
第9回/第2週『ギャルって何なん?』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
結(橋本環奈)は、同じ糸島東高校で幼なじみの古賀陽太(菅生新樹)が出場する野球の試合で、書道部の先輩・風見(松本怜生)や恵美(中村守里)たちと応援する。9回裏、3対3の同点で糸島東高校の攻撃。ノーアウト満塁で一打サヨナラのチャンスに、対戦相手の福岡西高校はピッチャーを交代させる。そして登場したリリーフピッチャーを見た結は、どこかで見覚えのある顔だと気づく。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作:なし
主人公のモデルの1人:松丸奨
※1983年千葉県生まれの栄養教諭・管理栄養士
(過去作/「Chef~三ッ星の給食~」給食監修指導)
※人物像作成のための取材を受けた複数名の1人であると判明(2024/10/9)
ネタ元:松丸奨@men's管理栄養士 [@matsumarurecipe] (2024年9月30日)
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 第1週
小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生)
松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!) 第2週
盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん,ブギウギ)
大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ)
工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/55歳からのハローライフ,洞窟おじさん,なつぞら)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/朝ドラ「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
タイトルロゴ制作:大島慶一郎(Keiichiro Oshima )
タイトル映像:田向潤(過去作/きゃりーぱみゅぱみゅ,くるり,緑黄色社会MV)
イラスト:サンレモ(ILLUSTRATOR サンレモ )
振付:TAKAHIRO(欅坂46,日向坂46,櫻坂46,ゆず,SEKAI NO OWARI,藤井風)
栄養学考証:中村丁次(神奈川県立保健福祉大学教員)
福岡ことは指導:坪内陽子(元MRT宮崎放送アナウンサー)
栃木ことは指:猪瀬光博(栃木県出身の俳優)
神戸ことは指導:辻葉子(兵庫県出身の俳優)
ギャルことば指導:Rumi(美容・ギャル評論家,今作パラパラ指導)
医事指導:矢木崇善(過去作/スカーレット,舞いあがれ!,ブギウギ,)
料理指導:広里貴子(過去作/ごちそうさん,まんぷく,カムカムエブリバディ,舞いあがれ!,ブギウギ)
書道指導:津吾井香奈(「書道パフォーマンス甲子園」指導など)
農業指導:德安出雲
理容指導:宮城丈二(兵庫県理容組合理事長)
警察指導:板東正敏子(過去作/まんぷく,スカーレット,おちょやん,ブギウギ)
美術:西村薫(過去作/トクサツガガガ,ハムラアキラ,舞いあがれ!)
技術・増田徹
音響効果:林恵太郎
助監督;藤玲衣,影浦安希子,山田陽介,畑本健太
小峰陸矢,亀井優成,長澤康貴,佐伯木乃実
竹原朋加,林祐香,増田愛海,野曽原明香,福崎功真
スケジューラー:南野彩子(NHK BSドラマ「パーセント」プロデューサー)
リサーチ:有川奈々絵(NPO法人 かごしまフィルムオフィス)
撮影:竹内北斗(過去作/ブギウギ)
照明:岡元昌弘(過去作/軍師官兵衛)
音声: 渡辺暁雄
映像技術:山下健
カラーグレーティング:中井高人
VFX :佐久間正泰
美術進行:鴫原広起
装置:内田健
裝飾:野崎次郎
衣装:早藤博
メイク:西口富美子
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
制作:原田潔,岡本剛毅,中津琢,扇谷愛理,杉山遥人,高田寛之
プロデューサー:菅原弘(過去作/天国にいちばん近い島,二代目はクリスチャン,ぼくらの七日間戦争)
※敬称略
読者の皆様にお詫びと訂正させていただきます
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。
感想に入る前に、読者の皆様にお詫びと訂正をさせてください。
先日から、今作の主人公「米田結」のモデルを、1983年千葉県生まれの栄養教諭・管理栄養士である松丸奨氏であると書いていました。
情報源は、朝ドラ「おむすび」主人公の人物像のモデルをしています です。
しかし、松丸氏のブログ以外の SNS等も読んでみると「モデルの1人として取材受けた」が正確な表現のようです。
正しくは、当初は「モデルをしています」と投稿したものを、「モデルの1人として取材受けた」を追記したカタチのようです。
「追記」「但し書き」までは追跡していなかったのでお詫びをし。
<今のところの>正しい情報として修正・加筆させていただきました。
追加情報が入りましたら、随時お知らせいたします。
ただ、誤記をさせられたのが悔しいから言うわけではないですが。
この新情報によって、「米田結」には “複数の実在の人物の設定” が盛り込まれているのが分かりました。
きっとこの副作用が、ギャル、書道部、野球部、規格外野菜販売につながっていることが見えたような気もします。
そう、たぶん5人以上のモデルが合体したのが主人公なんでしょうね。
ひたすら 《アユのスピンオフ》 を待つしかない!
とにかく、先日から下記のネット記事を引用しているとおり…
本編中にスピンオフのような形式で、仲さん演じる“伝説のギャル”が主人公になるパートがあります。
出典:橋本環奈 朝ドラ中に異例の映画撮影へ…ヒロインなのに約50日不在でも“NHKが許すワケ” | 女性自身
仲里依紗さん演じる、地元の福岡では「伝説のギャル」だった‘アユ’で主人公・結(橋本環奈)の姉である歩(仲里依紗)が、「伝説のギャル」になり家出をする過程で。
主人公が「お姉ちゃんが嫌い」「ギャルが嫌い」の根っこの部分が映像で見せられるまで何かを書いたところで。
半年間にも及ぶ長期連ドラの序章として、最も大切な「初期設定の状況説明」が完全に滑落している欠点は埋まらない。
だから、ひたすら 《アユのスピンオフ》 を待つしかないのだ。
この内容では、感想を書きたくても… ない!
さて、今回の感想だ。
だとしても。
結の幼なじみの古賀陽太(菅生新樹)が出場する野球の試合で、書道部の先輩・風見(松本怜生)や恵美(中村守里)たちと応援して。
糸島東高校の対戦相手・福岡西高校の満を持して登場したリリーフピッチャーが、先日結と鉢合わせをした「福西のヨン様」こと栃木出身の四ツ木翔也(佐野勇斗)で、イチゴをもらって。
次回金曜日のための前振りとして、瑠梨が男たちに囲まれそう… ってだけ。
これでは、感想を書きたくても… ない!
もちろん、描くなとは思わないし、描かなきゃいけない事情も何となく理解はできるが。
でも、ひと言「ハギャレンは?」ということだ。
なぜ結は "人助けとして" ハギャレンの総長にならないの!?
実は私が、先日からよく分からぬまま、放置していることがある。
これも、どうせ、《アユのスピンオフ》 を見るまで解決しないと思っているからだ。
でも、本当に「本編」に内容らしきものがないから、読者様サービスで書いてみる。
それは、結は “米田家の呪い” にかかっているのに、どうして博多ギャル連合(通称:ハギャレン)の総長になってあげないのか? 問題なのだ。
確かに、きっかけは‘ルーリー’こと瑠梨 (みりちゃむ)らギャルたちが結に目をつけて、声をかけた。
しかし、そのまま拒否することなく、自発的、能動的にギャルたちと行動を共にしてきたのは結本人なのだ。
瑠梨たち本人たちも「ギャル」だと認め、誰が見ても「ギャル」と、何だかんだ一緒にいるのは結の意思によるものなのだ。
なのに、「ギャルは嫌い」と瑠梨たちに文句を言って、いきなり拒否するのって、言動の統一性が完全に担保されていないと思うのだ。
結にとって"米田家の呪い"より"ギャルが嫌い"が勝るなら…
もちろん、超好意的に解釈すれば、「思春期で多感なお年頃の女子は、気分がコロコロ変わるもの」とすることもできなくもない。
しかし、今作は、脚本家は、演出家は、<米田家の呪い=人助け> であると描いてきたのだ。
であるなら、少なくとも目の前のギャルたちは困っていて、それを救えるのは <アユの妹ちゃん> しかしないと願い出ているのだから、“人助け” しなくていいの? ってことなのだ。
もしも、結にとっては “米田家の呪い” の魔力より、結自身の「ギャルが嫌い」の嫌悪感のほうが勝ると描きたいなら。
その理由を提示しなければ、すでにもう第2週の途中で、結には “米田家の呪い” は効き目がないといっているのと、自ら初期設定を崩壊させているのと同義なのだ。
だから、一日も早く《アユのスピンオフ》 で提示しなさい! と繰り返しているのだ。
「結が嫌々ギャルと一緒に…」と印象付けるのは得策でない
もちろん、文句を書くだけで終わるつもりはない。
100%の無駄を承知で、今作初の「こうしたらよかったのにコーナー」改め、今回から「後悔先に立たずコーナー」だ。
この時点での当ブログの感想を読んでくださっている読者様なら分かっていただけると思う。
恐らく、この「ギャルのくだり」は、下記の3つが目的で、最初の1か月目に盛り込まれていると思う。
●一種の客寄せパンダ
●今作が描く “時代” の象徴
●時間稼ぎ、尺延ばし
であったとして、ここまで「結が嫌々ギャルにかかわっている」ように印象付けるのは得策でないと思うのだ。
主人公の人物設定をきちんと描くべき時期なのに…
これまでいくつかの朝ドラを見た人なら分かると思う。
朝ドラの最初の1か月は、主人公の…
●生い立ちや環境
●家族愛や友情
●好きなものや嫌いなこと
●強い信念や弱点であるトラウマ
●勇気と情熱でかなえたい夢
などを、全部と言わずとも提示する期間なのでは?
なのに、今作は、最初に向き合うことになったギャルたちを拒否し続ける印象が強くなっている。
これって、これまでの朝ドラと真逆では?
これが、前作『虎に翼』に続く「新しい朝ドラ」ってこと?
最低限、結が「ギャルは嫌い」でも「困っている人は気になる」を盛り込むべきだったと思う。
もしもそれが、先日の栄養失調で倒れた‘スズリン’こと鈴音(岡本夏美)を結が助けたくだりに相当するとするなら。
第4週までは「ギャル週間」なら、残り2週半(11回分)で。
‘タマッチ’こと珠子 (谷藤海咲)、‘リサポン’こと理沙 (田村芽実)、そして瑠梨に対して、<米田家の呪い=人助け> を大々的に発動してほしい… と、無駄な期待をしてみたい。
「こんなに要らんし」ではなく「こんなの要らんし」のほうが…
午後は忙しくなるので、午前中に投稿を終えたいから、書こうか書くまいか悩んだが。
「迷って後悔するなら、やっておけ!」が、今年急逝した妹から兄が学んだことだから、書いてみる。
‘鬼怒川の河童’‘福西のヨン様’こと翔也(佐野勇斗)が結に大量のイチゴを差し出すくだりで。
結「こんなに要らんし」
普通に聞き流したら、このセリフに引っ掛かりを覚える人は非常に少ないと思うが、鋭い人は気づいたはずだ。
また、私が福岡弁を知らないから、解釈が間違っている可能性もある… と自己防衛策をやった上で。
これ、標準語的に「こんなにたくさんの数、分量は必要ではありません」の意味なのかな?
「もう少し、少ない個数なら、ありがたく頂戴しますのに、大量には要りません」と?
そうなると、2024年10月4日放送の第4回での結の祖父・永吉(松平健)の「不ぞろいの野菜の出先販売」も、ほぼ押し売りに(自粛)、押し付けでは?
永吉「君 福西の野球部ね?
なら ついでに これも おまけたい!
持ってけ ドロボー!」
ここのシーンでは、結と翔也が「栃木と福岡、どっちのイチゴがおいしいのか?」で論争になっているのだから。
結は「我が家には福岡産のおいしいイチゴがあるから、栃木産のイチゴは要りません」の意味で、「こんなの要らんし」のほうが、ふたりのやり取りの内容に合致すると思う。
翔也が「『こんなの』って、どういう意味だよ?」と食って掛かったほうが自然なやり取りになるから。
だって、永吉も「おいしい野菜を安く買って、たくさん食べてほしい」の意味での <米田家の呪い=人助け> なのだから、翔也の「たくさん食べてほしい」を否定するセリフはおかしくない???
「これこそ、重箱の隅を楊枝でほじくる行為では?」な声も聞こえてきそうだ。
しかし、短いセリフにまで細心の注意を払い、視聴者に違和感を覚えさせないのも、プロの脚本家がやるべきことだと思う。
ま、どうでもいいか?
あとがき
別に、ギャルを見たいわけではないですけど。
各エピソードは、それなりに頑張っているのは認めますが。
まだ、9回しか放送していないのに、連ドラとしての連続性、継続性が担保されていませんよ。
一度描いたことは、ちゃんと踏襲しましょう!
まだまだ離脱はしませんので、Web拍手をくださっている読者の皆様と一緒に、引き続き今作を見守り、応援します!
特に載せるほどの写真でもないですが。
愛車が登録3年4か月で、走行距離2万キロを達成しました!
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19186/
【これまでの感想】
第1週『おむすびとギャル』
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拍手コメント返信(2024/10/2):「おむすび」(第3回) ※“ギャル文化”には、圧倒的な“ポジティブパワー”がある
拍手コメント返信(2024/10/3):「おむすび」(第4回) ※「虎に翼」の総括、「おむすび」結のモデルと脚本家について深掘り解説します(更新)
朝ドラ「おむすび」未だに“姉と妹の子ども時代の初期物語”がないのは…ある事情で追って“伝説のギャルのスピンオフ”をやるから!?
第2週『ギャルって何なん?』
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