第13回日経小説大賞(日本経済新聞社・日経BP共催)の授賞式・座談会を、2月25日午後6時半から、東京都千代田区の日経ホールで開催します。
日経小説大賞は日本経済新聞130周年を記念し2006年に創設。ジャンルを問わず、豊かな物語性、時代性、社会性、娯楽性を兼ね備えた小説を公募する文学賞です。今回は武士が台頭する平安時代の裏面史を描いた「高望(たかもち)の大刀(たち)」で夜弦(やげん)雅也氏が受賞しました。
第1部の贈賞式のあと、第2部は選考委員と受賞者による座談会を行います。今回の選考を振り返り、受賞作に対する評価などを話し合っていただきます。
会場参加ご希望の方は、事前申し込みによりご参加いただけます。十分な感染対策をとるため人数を限定します。会場ではマスク着用、座席の前後左右の距離の徹底など、来場にあたって協力をお願いします。ご了解のうえお申込みください。
【受賞作】夜弦雅也『高望の大刀』
時は平安時代前期。帝の孫以降の子孫は400人に及び、京は無位無官の「王」であふれていた。桓武帝のひ孫である23歳の高望王が太政官に窮乏を訴えると、摂政右大臣が「弓で戦う衛府の武官に大刀で勝てば位官を与える」と約束する。勝負の日、修練を積んだ高望王は並み居る武官を次々に倒すが、大刀ではじいた矢が見物していた今上帝を傷つけてしまう。謀反の罪に問われた高望王は臣籍に降ろされ、平高望となって上総国に流される。長い労役のあと、朝廷の奸計を知った高望は……。平将門から平清盛まで、さらに源頼朝に仕えた関東武士にも連なるとされる桓武平氏の祖。その謎多き人物を通して、平安の裏面史を大胆に創作した歴史活劇。2月下旬発売予定、日本経済新聞出版刊、予価(本体1600円+税)
プログラム
18:30~18:45【第1部】贈賞式
18:45~20:00【第2部】座談会
出演者
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夜弦 雅也
第13回日経小説大賞受賞者
1961年生まれ。福岡県出身。愛媛大学理学部卒業後、企業で法規関連などの業務に携わる。東京都在住
1961年生まれ。福岡県出身。愛媛大学理学部卒業後、企業で法規関連などの業務に携わる。東京都在住
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辻原 登
作家
1945年和歌山県生まれ。85年「犬かけて」で作家デビュー。90年「村の名前」で芥川賞、99年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、05年「枯葉の中の青い炎」で川端康成文学賞、06年『花はさくら木』で大佛次郎賞、10年『許されざる者』で毎日芸術賞、11年『闇の奥』で芸術選奨、12年『韃靼の馬』で司馬遼太郎賞、13年『冬の旅』で伊藤整文学賞。ほかに『籠の鸚鵡』『卍どもえ』など著作は多数
1945年和歌山県生まれ。85年「犬かけて」で作家デビュー。90年「村の名前」で芥川賞、99年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、05年「枯葉の中の青い炎」で川端康成文学賞、06年『花はさくら木』で大佛次郎賞、10年『許されざる者』で毎日芸術賞、11年『闇の奥』で芸術選奨、12年『韃靼の馬』で司馬遼太郎賞、13年『冬の旅』で伊藤整文学賞。ほかに『籠の鸚鵡』『卍どもえ』など著作は多数
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髙樹 のぶ子
作家
1946年山口県生まれ。80年「その細き道」で作家デビュー。84年「光抱く友よ」で芥川賞、94年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、95年『水脈』で女流文学賞、99年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨、10年「トモスイ」で川端康成文学賞、『小説伊勢物語 業平』で20年泉鏡花文学賞、21年毎日芸術賞。ほかに『甘苦上海』『格闘』『明日香さんの霊異記』など著作は多数
1946年山口県生まれ。80年「その細き道」で作家デビュー。84年「光抱く友よ」で芥川賞、94年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、95年『水脈』で女流文学賞、99年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨、10年「トモスイ」で川端康成文学賞、『小説伊勢物語 業平』で20年泉鏡花文学賞、21年毎日芸術賞。ほかに『甘苦上海』『格闘』『明日香さんの霊異記』など著作は多数
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伊集院 静
作家
1950年山口県生まれ。81年「皐月」で作家デビュー。91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で直木賞、94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、14年『ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞。ほかに『いねむり先生』『琥珀の夢 小説鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』『ミチクサ先生』、エッセイ「大人の流儀」シリーズなど、著作は多数
1950年山口県生まれ。81年「皐月」で作家デビュー。91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で直木賞、94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、14年『ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞。ほかに『いねむり先生』『琥珀の夢 小説鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』『ミチクサ先生』、エッセイ「大人の流儀」シリーズなど、著作は多数
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角田 光代
作家
1967年神奈川県生れ。90年「幸福な遊戯」(海燕新人文学賞)で作家デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、21年『源氏物語』訳で読売文学賞。著作は多数
1967年神奈川県生れ。90年「幸福な遊戯」(海燕新人文学賞)で作家デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、21年『源氏物語』訳で読売文学賞。著作は多数
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宮川 匡司
客員編集委員
1958年千葉県生まれ。早大政経学部卒業後、日本経済新聞社に入社。文化部の記者、編集委員として長く文芸と美術の取材に携わる。編著に『震災後のことば 8・15からのまなざし』
1958年千葉県生まれ。早大政経学部卒業後、日本経済新聞社に入社。文化部の記者、編集委員として長く文芸と美術の取材に携わる。編著に『震災後のことば 8・15からのまなざし』
イベント概要
開催日時 | 2022年2月25日(金)18:30~20:00(日本時間) |
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会場 | 日経ホール(東京・大手町)およびオンライン開催(NIKKEI LIVE) |
価格 |
一般 無料 |
主催 |
日本経済新聞社・日経BP |
問い合わせ | 「日経小説大賞授賞式・座談会」事務局 [email protected] |
※参加・視聴用URLはお申し込み完了後にメールでご案内します。
※アーカイブ配信あり。
※本イベントはお申込み完了後のキャンセルはできません。あらかじめご了承ください。
※会場での参加の申し込みは2022年2月23日に締め切ります。申し込み多数の場合は抽選となり、当選・落選にかかわらずオンライン視聴のURLをお知らせいたします。
※感染拡大の状況によっては主催者の判断によって会場での聴講を中止し、オンライン視聴のみとなる場合もございます。