新名神高速道路の大津―城陽、開通は2028年度以降に
西日本高速道路会社は25日、新名神高速道路の大津ジャンクション(JCT、大津市)―城陽JCT・インターチェンジ(IC、京都府城陽市)間の開通時期について2028年度以降になる見通しを明らかにした。24年1月に24年度中の開通が困難であることを公表していたが、途中のIC部分などの工事に4年以上かかるためだ。
同区間は約25キロメートル。遅れる原因の一つが宇治田原IC(京都府宇治田原町)の工事だ。もともと競走馬の育成施設があり、移転先施設の工事遅れの影響で用地の引き渡しに時間がかかった。砂利採取後の埋め戻しが広い範囲にわたる軟弱な地盤で、地盤改良や土砂の分別作業なども予想以上に多かったという。
新名神高速は大津より東の区間、城陽JCT・IC―八幡京田辺JCT・IC(京都府八幡市)、高槻JCT・IC(大阪府高槻市)より西の区間が開通済みだ。八幡京田辺―高槻JCT・ICの約10キロメートルも工事中で、開通目標は27年度としているが、工事の進捗によっては遅れる可能性がある。
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