「成瀬は天下を取りにいく」作家、西武本拠地で始球式
2024年の本屋大賞を受けた滋賀県大津市在住の作家、宮島未奈氏が14日、プロ野球・埼玉西武ライオンズの本拠地ベルーナドーム(埼玉県所沢市)でのセレモニアルピッチ(始球式)に登場した。ナイターの福岡ソフトバンクホークス戦の前、マウンドからボールを投げ終えた同氏は「ライオンズのユニホームを着られてうれしかった」と話した。背番号は名前の読み方にちなみ「37(みな)」だった。
受賞作は大津市にあった西武百貨店を巡る短編集「成瀬は天下を取りにいく」。ライオンズのユニホームを着た主人公、成瀬あかりの表紙イラストと内容をみた球団側が要請した。滋賀県は「西武」創業者、堤康次郎の出身地でもある。4月には滋賀県がスポンサーになった試合で同県の三日月大造知事が始球式を務めた。