船井電機子会社、テレビ向けアプリやソフト更新終了
船井電機(大阪府大東市)子会社の船井サービス(同東大阪市)は6日、スマートフォンからテレビに接続するアプリなどの提供を終了すると発表した。船井電機の破産手続き開始によって安定的にサービスを続けることが難しくなったためとしている。
船井サービスのアプリ「フナイコネクト」のサービスを終える。スマホを使い外出先からテレビの録画予約をしたり、録画した番組をスマホで視聴したりする機能などがあったが、使えなくなる。
インターネット対応テレビ向けのソフトウエアの更新サービスも終了する。テレビ番組の視聴やビデオオンデマンドサービスの利用は従来通り可能という。
中堅家電メーカーの船井電機(大阪府大東市)が東京地裁から破産手続きの開始決定を受けました。低価格テレビで一世を風靡した関西の老舗企業は08年の創業者の退任後、後継者選びに失敗し赤字体質に。主力の事業が海外勢との競争激化で苦しむなか、近年は2023年に買収した脱毛サロンチェーンの運営会社を1年で売却するなど迷走もみられました。