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校正者はすごい! ドイツ文学者・松永美穂
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常日ごろ、あちこちに拙文を書かせてもらっている人間として、校正のありがたさは身に沁(し)みている。この短いコラムでも校正者の方々にはお世話になりっぱなし。まして一冊の本を書いたり訳したりする場合には何度も校正が入り、間違いを発見していただいた例は枚挙にいとまがない。
いま大学で翻訳に関する授業をしているのだが、ベテラン校正者の方をゲストにお招きして話を伺ったこともある。複数の語学に堪能な方で、言...
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