タイ石油公社、EV合弁の出資引き下げ 鴻海に経営権
【バンコク=佐藤優衣】タイ国営エネルギー大手のタイ石油公社(PTT)は、電気自動車(EV)を生産する合弁会社の出資比率を引き下げると発表した。同社に出資する台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が出資比率を6割に高め、経営権を引き継ぐ。EV需要の伸び悩みや、中国の自動車メーカーによる自社生産の拡大が響いた。
PTTは6月までに合弁会社「ホライズン・プラス」の出資比率を現在の60%から40%に引き下げる。...
グローバルサウスとはインドやインドネシア、トルコ、南アフリカといった南半球に多いアジアやアフリカなどの新興国・途上国の総称で、主に北半球の先進国と対比して使われる。世界経済における格差など南北問題の「南」にあたる。実際に領土が南半球に位置しているかにかかわらず、新興国全般を意味する場合が多い。特に近年、民主主義と権威主義の分断のなか中立を貫くスタンスをとる特徴で注目されている。また冷戦期に東西双方の陣営と距離を置いた「第三世界」を表現するときにも使われる。