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日本製鉄、米印で高炉一貫 中国はリスク回避で事業縮小
NIPPON STEELへの挑戦㊤
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日本製鉄の海外戦略が歴史的な転換点を迎えている。日中経済協力の一環で高炉技術を教えた中国・宝山鋼鉄との47年に及ぶ協力関係を事実上打ち切り、現地の生産能力を7割削減する。かわって米印、東南アジアに経営資源を集中し、3極それぞれで高炉など上工程から一貫生産する「地産地消」の実現に挑む。同じくインドに照準を合わせる韓国ポスコなどライバルを引き離すには、米USスチールの買収やインドでの高炉新設が欠かせ...