緊迫感なき150円台、裏に国内勢 「じわり円安」どこまで
生田弦己、神山美輝
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外国為替市場で円安が再び進んでいる。18日の東京市場で対ドルの円相場は一時1ドル=150円台前半まで下落した。投機筋のドル買いに加え、国内勢の円売りがじわり円安を生んだ。政府・日銀の「防衛ライン」と意識されてきた水準に達したが、緊迫感や高揚感はまだない。投機筋と当局の駆け引きで相場が激しく動く――。6〜7月に見られた光景が今回も再現されると予想する声は少ないからだ。
18日午前の三菱UFJ信託銀...
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