「ウォール街の王」は東京を目指した ソロモン興亡の軌跡
ソロモンの興亡㊤ バブルの記憶(特別編)
1986年の夏。大学卒業を間近に控えた松本大(60、現マネックスグループ会長)は進路を決めあぐねていた。
前年のプラザ合意がもたらした円高不況は、政府・日銀に大規模な財政出動と金融緩和を迫った。あふれたマネーは邦銀の資産を膨らませ、時価総額と信用格付けの両面で世界トップの座を固めようとしていた。松本のように金融を志す学生が東大を出て進む先は、銀行か大蔵省が相場だった。
「俺に日本のサラリーマンが...
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