鹿児島銀行の子会社、家賃保証の全保連と提携 高齢単身世帯増に対応
鹿児島銀行は30日、同行子会社の鹿児島保証サービス(鹿児島市)が、家賃保証を手掛ける全保連と提携したと発表した。鹿児島銀行や保証サービスが鹿児島県内などで開拓した住宅の貸主に対して、全保連が入居者からの家賃の収納代行や滞納時の立て替えを請け負う。
保証サービスと全保連が10月1日付で結んだ業務委託契約に基づき、11月4日から両社共同での事業を始める。家族・親族が少ない高齢単身世帯などが増えているため、連帯保証人に依存せず住宅を貸し借りしやすくするのが狙い。
鹿児島銀行の郡山明久頭取は同日の記者会見で、家賃滞納リスクを減らすことで、空き家を改修して賃貸住宅として活用する家主が増えるとの期待を示した。
地方銀行や信用組合、信用金庫の最新ニュースをまとめました。人口減少が進む地方で経営統合による経営力強化や新規事業、地方企業育成などを進める各金融機関の最新ニュースや解説をお届けします。












