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「若冲激レア展」、丁寧に描いた52種類の野菜と果物
展覧会評
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2000年に京都国立博物館で開催された「没後200年 若冲」は、伝説の展覧会である。現在、伊藤若冲は最も人気がある画家の一人だが、この展覧会まで若冲の名はほとんど知られていなかった。若冲がブームになったのは、この展覧会がきっかけだったからである。
その展覧会で紹介された作品の中に「菜蟲譜(さいちゅうふ)」があった。約11メートルの画面に98種の野菜と果物、60種の昆虫と爬虫(はちゅう)類が描かれ...
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