東証寄り付き 日経平均、下げ幅100円超える 米株安が重荷
大納会となる30日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前週末に比べ120円ほど安い4万0160円台近辺で推移している。27日の米株式市場で主要株価指数が下落したのが重荷となっている。27日の大幅上昇の反動で利益確定売りも出やすい。30日の東京外国為替市場での円相場が1ドル=157円台後半と円安基調にあるのが支えとなって日経平均は買いが先行したが、まもなく下げに転じた。
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均やハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が下落した。米長期金利が上昇して株式の相対的な割高感が意識されやすかった。この流れを引き継ぎ、週明け30日の東京市場でも東エレクやアドテストなどの半導体関連が下げている。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に続伸している。
ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が下落しているほか、ディスコやソシオネクスも安い。一方、スズキやデンソーが上昇しているほか、伊藤忠や三菱商も高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕