三菱地所、久屋大通駅直結の新ビル着工 1階には店舗も
三菱地所は7日、名古屋市中区錦3丁目の新たな複合ビルの建設に1日付で着手したと発表した。地上13階建てで、地下鉄久屋大通駅の直近に位置する。2〜13階は企業オフィスが占め、1階には商業店舗が入る。繁華街・栄の目抜き通りである久屋大通に面しており、飲食店のオープンテラス席なども設ける想定だ。竣工は2026年11月30日を予定する。
着工したのは「セントラルパークアネックス」ビルと「桜錦ビル」の跡地を一体再開発する「(仮称)錦3丁目5番街区計画」。地下鉄駅や久屋大通公園の地下商業施設と接続し、地上へのエレベーターも整備するなど歩行者の回遊性を高める仕掛けも施す。
三菱地所は同じ錦3丁目で地上41階の複合ビル「ザ・ランドマーク名古屋栄」を建設中で、26年夏に開業予定。同社は今春に開業した「中日ビル」の建て替えにも携わるなど、栄地区の再開発に力を入れている。