2023年の美術 ミュージアムの持続可能性が問われる
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美術活動の「持続可能性」について考えさせられた1年だった。
象徴的だったのが、約9億円を調達した国立科学博物館のクラウドファンディング(CF)。光熱費の高騰などで資金難となり、収蔵庫の建設や標本の保管といった運営費にあてるため寄付を呼びかけた。
CFは有力な収入源の一つだが、毎回、必要な額が調達できるとは限らない。仮に成功した場合、「CFでやればいい」と国や自治体からの助成が減らされることを危惧...
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