年収の壁、対症療法から「皆保険」 働き方変える契機に
編集委員 山本由里
パートタイムで働く人を巡る「年収の壁」が動き出す。まず10月から手取り減を補う施策が始まるが、あくまで対症療法の色彩が濃い。「勤労者皆保険」など抜本対策に向けた議論も同時に進行中だ。複雑かつ、いずれなくなる「壁」ならば、個人もその存在を前提とせず、能力を最大限生かす働き方へと切り替える契機にしたい。
年収の壁は税や社会保険料の支払い義務が発生するボーダーラインの収入額を指す。一線を越えると差し引...
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