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「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」著者に聞く
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読書離れと言われて久しい。記者が大学生だった1980年代もすでにそんな雰囲気で、さらにデジタル化で活字文化は廃れるばかり。なぜこんなことに? 文芸評論家の三宅香帆さんは「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」(集英社)で古くて新しいこの問題に切り込んだ。三宅さんに読書を遠ざける背景や問題点を聞いた。(聞き手は編集委員 中村直文)
――あまりにもストレートな見出しで、「そりゃそうだろう」という感じ...