この記事は会員限定記事です
東南アジア、BRICS加盟に疑問 ドリス・リュー氏
マレーシア民主主義経済問題研究所・アシスタント・リサーチ・マネージャー
[会員限定記事]
マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナムなど東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の一部は、有力新興国が加盟するBRICSへの参加に魅力を感じている。しかし貿易や投資の拡大の可能性が期待されるものの、BRICS加盟が具体的な経済的優位性をもたらすかどうかは大いに疑問だ。
世界貿易は地理と経済が複雑に絡み合っている。これらの要素が融合して貿易協定が形成され、その成否を決定づける。地理的な近さは貿易に...