JR武蔵小杉駅に新改札口 12月24日から、混雑緩和へ
JR武蔵小杉駅(川崎市)の横須賀線ホームに近い新たな改札口が12月24日午前7時から利用開始となる。周辺はタワーマンションが林立し、朝の通勤時に横須賀線の改札口やホームが混雑している。緩和策として川崎市とJR東日本が新改札口設置を進めてきた。
新たな改札口の名称は「綱島街道改札」。利用時間は午前7時から午後11時までとしているが、状況をみて利用時間帯の拡大を検討する。事業費は改札口設置が19億円、改札口までの歩道整備が4億6000万円で全額を市が負担する。
東急線からの乗り換え、または東急武蔵小杉駅周辺から新改札口を使って横須賀線に乗る場合、12月24日に開通する歩道を利用できる。高架となっている綱島街道と東海道新幹線をくぐるルートで、交通量の多い大きな道路との交差もなく、信号が無いので比較的安全でストレスなく新改札口まで移動できる。
現在は駅の北改札(南武線口)から入ってJR南武線のホームを経由するか、信号のある綱島街道を渡って新南改札(横須賀線口)を利用する必要がある。
地上を走る南武線で遮断されている駅北側の新丸子方面からの利用にも配慮し、南武線をまたぐ陸橋も整備中だ。
川崎市とJR東日本は役割分担して混雑緩和をめざしてきた。JRは130億円を投じて横須賀線に新たなホームをつくり2022年12月から利用を始めている。