関西版「シウマイ弁当」 兵庫・まねき食品、崎陽軒と
「シウマイ弁当」を看板商品とする崎陽軒(横浜市)は24日、まねき食品(兵庫県姫路市)が関西版のシウマイ弁当を売り出すと発表した。現地の食文化に合わせて具材を変更し、崎陽軒は味付けを変えたシウマイの製造を担う。駅弁メーカー同士のコラボにより鉄道利用者らの購入を見込む。
「まねき食品×崎陽軒 関西シウマイ弁当」(960円)を26日からJR姫路駅(姫路市)で売り出す。まねき食品が製造し、具材には関西のだし文化に合わせた味付けとして新たに開発した崎陽軒の「関西シウマイ」を使い、卵焼きをだし巻き卵、マグロをサバに変更するなどした。パッケージは横浜の風景をシルエットにあしらった「シウマイ弁当」に対し、近畿地方の名所をモチーフとした。
崎陽軒は2020年に現地子会社を通じて台湾・台北に初出店し、現地でシウマイ弁当を製造販売するなどしてきたが、外部企業へのシウマイの提供は初めてとなる。崎陽軒は海外展開の際にまねき食品とのつながりがあり、両社は「業界自体を活性化していきたい」としてコラボを決めたという。