エバラ、茨城にバーベキュー楽しめる施設 25年秋開業へ
エバラ食品工業は21日、茨城県かすみがうら市に食をテーマにしたアウトドア施設を開業すると発表した。アウトドア施設を運営するのは初めてで、2025年秋の開業を目指す。キャンプやバーベキューが楽しめる施設の運営で顧客との接点を強くし、主力の焼き肉のたれなど自社商品の利用拡大につなげる。
施設の名称は「エバラアウトドアダイニング」(仮称)で、第2常陸野公園(同市)の約4万5000平方メートルの敷地を活用する。同市と20日に公有財産賃貸借契約を結んだ。
アウトドア施設のアイデアは同社の従業員を対象とした新規事業や新商品などの提案制度から生まれた。茨城県主催で、アウトドア事業者と土地を保有する自治体をつなぐイベント「いばらきアウトドアフィールドマッチング」を通じて実現した。
かすみがうら市の宮嶋謙市長は「公共施設の有効活用や地域活性化につながる。さまざまなパートナーシップを形成し、新たな共創を構築したい」としている。
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