三重の景況感、2期連続悪化 1〜6月商議所連調査
三重県商工会議所連合会が21日発表した1〜6月期の県内景況調査によると、全産業の業況判断指数(DI)はマイナス25.8と前期(2023年7〜12月期)に比べ6.7ポイント悪化した。悪化は2期連続。製造業では自動車の認証不正問題の影響があったとみられる。
DIは景況が「良い」企業の割合から「悪い」の割合を引いた値。調査は7月に中小企業基本法に定める小規模企業を対象に実施、2705社(回答率26.6%)から回答を得た。
経営上の問題点として「売上・受注の停滞減少」「原材料高及び不足」などが上位となった。業種別では建設業、交通運輸業で「人手不足」が最も多かった。時間外労働の上限規制導入による「24年問題」が影響した可能性があるという。