キオクシア岩手社長、人材育成施設「実物体験に期待」
キオクシア岩手(岩手県北上市)の柴山耕一郎社長は5日の記者会見で、同社の近接地で建設が進む半導体関連人材育成施設について「(製造装置の)実物を見ながら体験できる」点に期待を示した。キオクシアの渡辺友治副社長も「キオクシアの技能のリスキリングにも有力な設備になる」と指摘した。
柴山氏は「(半導体産業の)魅力を発信することが必要」とも述べ、「学生が体験できる施設」である点にも注目している。人材育成施設は産学官連携組織のいわて半導体関連産業集積促進協議会(I-SEP、会長は柴山氏)が北上市で2025年の完成を目指して建設している。
同日、キオクシア岩手の第2製造棟と新管理棟の完成に伴う安全祈願祭が開かれた。第2製造棟は25年秋の稼働を予定している。