新潟県上越市議会、中川市長の不信任決議案を否決

新潟県上越市議会は2日の本会議で、不適切な発言をしたなどとして提出された中川幹太市長に対する不信任決議案を否決した。採決後、中川市長は記者団に「不信任決議案が提出されたことを重く受け止め、肝に銘じて職責を果たしていかないといけない」と述べた。

中川市長は6月の市議会での答弁で、企業誘致に関して「頭のいい人だけが来るわけではない」などと発言し、その後撤回・謝罪した。市議会は7月に辞職勧告決議案を可決したが、中川市長は8月に辞職しない考えを表明していた。
2日の本会議では一部市議から「たびたび不適切発言などをし、市民の期待と信頼を裏切る言動は目に余る」などとして、不信任決議案が提出された。採決の結果、賛成11票、反対21票で否決された。