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米国株、ダウ5日ぶり反発 米雇用統計の発表控え持ち高調整の買い

(更新)
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【NQNニューヨーク=横内理恵】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発し、前日比145ドル99セント高の3万1656ドル42セント(速報値)で終えた。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め長期化への警戒感から売りが先行したが、8月の米雇用統計の発表を2日に控えて持ち高調整の買いが入った。

朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数が市場予想に反して3週続けて減った。新たに失業する人が減っていることを意味し、労働需給の逼迫がFRBの利上げを促すとみた売りが強まった。ダウ平均は一時290ドル安まで下げ幅を広げた。

ダウ平均は午後に入って徐々に下げ幅を縮め、上昇に転じて終えた。雇用統計では雇用者数の増加が前月から減速する半面、失業率は歴史的な低水準が続くとみられている。株式相場の反応が読みにくい中、前週末から急ピッチで下げた後とあって持ち高調整の買いが優勢になった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5日続落し、前日比31.077ポイント安の1万1785.126(速報値)で終えた。半導体株の下げが目立った。

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