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JR九州、来期設備投資5割増621億円

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九州旅客鉄道(JR九州)は19日、2014年3月期の事業計画を発表した。設備投資額は13年3月期計画比49%増の621億円と過去2番目に高い水準で、オフィスビルやホテルなど不動産の取得を進める。16年度までの株式上場に備え、不動産や流通など非鉄道事業に経営資源を重点配分し、収益体質を改善する。

九州や東京での不動産開発のほか、JR大分駅(大分市)の再開発など収益力強化策に354億円、10月に運行を始める豪華寝台列車「ななつ星in九州」の車両導入などに50億円を投じる。投資拡大を踏まえ、金融機関から366億円を借り入れる。

14年3月期の単独売上高は13年3月期比微減の1925億円を見込む。ななつ星の運行開始で鉄道事業は伸びるが、西日本旅客鉄道(JR西日本)がJR九州に支払う新幹線車両利用費の減少などが響く。ただ、人件費の減少や子会社からの配当金の増加などで、税引き利益は7%増の32億円となる見通し。

同日記者会見したJR九州の唐池恒二社長は大分駅の新駅ビルについて4月中に着工する考えを明らかにした。

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