関西電力、長野の2発電所から東電管内に送電
関西電力は13日、御岳発電所(水力、長野県)と寝覚発電所(同)の電源周波数を通常の60ヘルツから50ヘルツに転換し、東京電力管内に送電する準備を始めた。両発電所を合わせて最大7万キロワット(60ヘルツの場合)程度を発電できるという。
関電はすでに東電への電力融通を始めている。ただ、東日本は50ヘルツ、西日本は60ヘルツを採用しており、両地域の送電網をつないでいる周波数変換設備の限界から、関電や中部電力など60ヘルツを採用している電力会社全体で100万キロワットまでしか送電できない。長野県の2発電所からは周波数を変えれば直接、東電管内に送ることができる。
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