ECB、政策金利を年1.0%に据え置き
【リスボン=赤川省吾】欧州中央銀行(ECB)は6日の理事会で政策金利を据え置くことを決めた。最重要の市場調節金利は年1.0%を維持する。インフレ圧力が依然として弱いため、2009年5月以来、1年間にわたって政策金利を通貨統合後の最低水準で据え置くことになる。理事会後の会見でトリシェ総裁はギリシャの金融機関の資金繰りを支えることを表明すると見られる。
ECBは通常、フランクフルトで理事会を開くが、年に2回はユーロ圏内の別の場所で開催する。今回はポルトガル中銀が主催した。