ヤフー、指で囲んで地図検索 アイフォーン向け
【パームデザート(米カリフォルニア州)=岡田信行】インターネット検索大手の米ヤフーは23日、アップルの高機能携帯電話(スマートフォン)「iPhone(アイフォーン)」向けに、指でエリアを指定する機能を追加した。画面上の地図を指でなぞって囲むなどして検索エリアを指定し、お店やレストランなどを絞り込むことができる。
スマートフォンの普及とともに、出先で地図を参照しながら携帯で行き先や店などの情報を検索するニーズが高まっている。同分野ではグーグルが圧倒的に強く、ヤフーは使いやすい指入力機能の追加で巻き返しを狙う。
新機能「スケッチャサーチ」は23日から、アイフォーン向けのアプリケーションソフトを配信するアップルの「アップ・ストア」で無料ダウンロード(取り込み)が可能。指で画面上に描いた丸や線を読み取って、地図上の特定のエリアや通りを認識。その範囲に絞って、検索を実行する。消去する場合には、本体を振るか、「スケッチ」アイコンに触れれば、初期画面に戻る。