第3次メルケル政権が発足 独首相指名選挙で選出
【ベルリン=共同】ドイツのメルケル首相は17日、連邦議会(下院、631議席)の首相指名選挙で選出され、第3次政権が発足した。9月の連邦議会選挙から3カ月近くたって、キリスト教民主・社会同盟と社会民主党による大連立政権が正式に始動。ドイツは欧州連合(EU)で突出した影響力を持っており、メルケル氏がEUの政治・経済統合をどう進めていくか注目される。
2005年に首相になったメルケル氏は、任期である17年までの計12年に及ぶ長期政権を担う。政権の最重要課題の一つである脱原発政策は、副首相兼経済・エネルギー相として、社民党のガブリエル党首が中心となって取り組む。