EU6カ国財務相、租税回避阻止で協力
【ダブリン=御調昌邦】独仏英など欧州連合(EU)の主要6カ国の財務相は12日、アイルランド・ダブリンで共同記者会見を実施し、租税回避の阻止や資金洗浄(マネーロンダリング)の根絶に向けて協力していく方針を表明した。EU内で情報交換に取り組むことに加え、米国と共に国際的な基準作成を目指す。
今月18~19日に米ワシントンで開催する20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で同問題について協議する意向も明らかにした。EUでは地中海の島国キプロスへの支援に絡み、一部企業が同国で租税回避を実施していたことが問題視されている。