北朝鮮ミサイル搭載物「軌道に到達」 米当局

【ワシントン=中山真】北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は11日、北朝鮮が発射したミサイルに搭載されていた物体が軌道に到達したとみられると発表した。「人工衛星」の打ち上げと主張する北朝鮮はミサイル発射後に「打ち上げが成功し、軌道に進入した」と発表している。米側としても北朝鮮の主張を一部、裏付けた格好となった。
NORADの発表によると、米国のミサイル警戒システムが米東部時間11日午後7時49分(日本時間12日午前9時49分)にミサイル発射を感知。ミサイルの1段目は黄海上に、2段目はフィリピン海に落下したと説明し「ミサイルやそれに関連する破片物が北米への脅威になることは決してない」と結論づけた。