五輪効果「アベノリンピクス」 国際会議で竹中氏
夏季ダボス会議、アベノミクス話題に
中国・大連で開催中の夏季ダボス会議は12日、安倍政権の経済政策、アベノミクスについての分科会を開いた。2020年夏季五輪の東京開催決定もあって日本への関心は高く、聴衆からの質問も相次いだ。
出席した西村康稔内閣府副大臣は「五輪とアベノミクスは東京を第一級の金融センターに変える」と表明。竹中平蔵慶大教授は相乗効果を「アベノリンピクス」と命名し会場を沸かせた。
米ジョンズ・ホプキンス大のケント・カルダー教授は「アベノミクスで為替が急変すれば米議会は反発するだろう」と語った。質疑では「成長が加速すればエネルギー消費も増える。原子力発電所に代わる電力源は確保しているのか」といった指摘があった。(大連=森安健)