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トヨタ「ハイランダー」、米に生産移管 九州から

13年、円高で体制見直し

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トヨタ自動車は8日、大型の多目的スポーツ車(SUV)「ハイランダー」の国内生産を2013年に打ち切り、米国に移管すると発表した。オーストラリアやロシアへの輸出も米国が肩代わりする。トヨタは長引く円高などを受けて世界規模での生産体制の見直しに着手。米国を新たな輸出拠点として活用する考えで、日本の生産空洞化につながる可能性もある。

ハイランダーの生産は米中の2拠点体制とし、主に日本の生産子会社トヨタ自動車九州の宮田工場(福岡県宮若市)から輸出していた米中以外の海外市場向け生産は全量、インディアナ工場に移管する。同工場には4億ドル(約310億円)を投じて生産ラインを増強。日本から移管する分を含めた5万台を追加して年産33万台体制にする。日本で生産するハイブリッドモデルの生産も加える。追加する5万台の半分を輸出に回す。

米国はドル安基調が続く上、輸出倍増計画を掲げるオバマ米大統領も米国内への製造業回帰を税制面などで後押しする考えを表明している。今後は自動車でも新たな輸出拠点として注目されそうだ。

ハイランダーは現在、宮田工場と米インディアナ工場、中国広州工場の3拠点で生産している。宮田工場は高級車「レクサス」やSUV「ハリアー」など国内で人気のある車種の生産を強化し、生産規模は維持する。(シカゴ=杉本貴司)

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