オバマ大統領、独メルケル首相に訪米要請
【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領は8日、ドイツのメルケル首相に電話し、数カ月内に米国を訪れるよう求めた。メルケル氏は昨年末、スイスで休暇中にスキーで転倒し、負傷した。電話はお見舞いを伝えるのが目的だった。米情報当局によるメルケル氏の携帯電話への盗聴をきっかけに関係が悪化したドイツとの修復を進める狙いもある。
米国と欧州連合(EU)が成長強化策に取り組む環大西洋貿易投資協定(TTIP)、いわゆる米欧の自由貿易協定(FTA)交渉や、9月の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議についても意見交換した。