米、ミャンマー警察と協力 麻薬対策、軍と関係構築も
ミャンマーの警察当局は6日、麻薬対策強化で米国と協力する方針を明らかにした。ミャンマーの警察は事実上、軍の傘下にある。米国はかつての軍事政権と激しく対立したが、民主化の進展を受けた両国の関係改善に伴って軍・警察との関与を深める形となる。
AP通信によると、オバマ米政権はミャンマー軍との協力に前向きな姿勢を示している。警察との協力が、防衛分野の関係構築につながる可能性もある。
ミャンマー警察によると、警察長官と米国務省高官が5日に首都ネピドーで会談し、麻薬の密輸防止や警察の捜査能力向上で協力することを確認した。在ミャンマー米国大使館も「法の支配の確立を目指す」としている。(ヤンゴン=共同)