世界の半導体売上高、1月3.8%増 米州・アジア太平洋好調
【シリコンバレー=奥平和行】米国半導体工業会(SIA)は4日、1月の世界半導体売上高が前年同月比3.8%増の240億5000万ドル(約2兆2400億円)になったと発表した。米州やアジア太平洋が好調で、全体でも3カ月連続で前年実績を上回った。スマートフォン(スマホ)の販売増加などを背景に、半導体市場の回復傾向が鮮明になってきた。
前月比では2.8%減だった。地域別に見ると、米州が前年同月比10.5%増、アジア太平洋が7.8%増。一方、日本は12.3%減、欧州は4.9%減とともに苦戦した。
ブライアン・トゥーイーSIA会長は同日の声明で「2012年末からの勢いが続き、13年はいいスタートを切ったが、経済の先行きが不透明で成長が限定的になっている」との見方を示した。