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「吉田所長」の遺言 福島復興と原発廃炉への思い
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2020年夏季五輪の東京開催が決まった。招致活動を通じて改めて世界が注目したのは、汚染水の問題が続き事故収束の道筋が見えない東京電力福島第1原子力発電所を巡る状況である。7月、一人の電力マンが亡くなった。事故当時の現場責任者である吉田昌郎・元福島第1原発所長。被害の拡大を抑えたという評価を得た半面、事故そのものの発生を防げなかったとの批判もある。汚染水対策が事実上の国際公約になった今、吉田氏が残した言葉などから、福島復興や原発廃炉に向けた思いを探る。...
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