生保5社、3万人分の情報漏洩
明治安田生命保険は1日、税金の滞納で国や地方公共団体が差し押さえた保険契約の解約の手続きなどの際に、2万4134人分の個人情報の漏洩があったと発表した。日本生命、第一生命、三井生命、朝日生命も同様の漏洩を発表し、2005年以降、5社で計約3万2000人分の情報漏洩があった。
日本生命は1672人分(推計)、第一生命は1045人分、三井生命保険は4121人分、朝日生命保険329人分。
手続きの際に、契約者の電話番号や生年月日、口座情報など提供する必要のない個人情報を記載した書類を国などに提出していた。情報が不正に利用された例は確認されていないという。
住友生命保険が8月に約3万人の顧客情報の漏洩を発表したため、生保各社は同様の事例がないか調査していた。