東京都、水力発電所の売電先を公募
東京都は28日、保有する水力発電所の電力の売却先を公募すると発表した。多摩川第1発電所(奥多摩町)、同第3発電所(青梅市)、白丸発電所(奥多摩町)の3水力発電所が対象。最大出力は計3万6500キロワットで、契約期間は4月からの2年間。東京電力に売却する長期契約を見直し、新電力(特定規模電気事業者)の育成を後押しするのが狙い。
都と東電の契約は2018年度までで、東電は現時点での契約解除には応じていない。解除の際に必要な補償金を都に請求しているが、猪瀬直樹知事は補償金の支払いに否定的で、契約解除に向けた協議は難航が予想される。
関連企業・業界